昨日は、メガ・チャーチの例を挙げて、アメリカのキリスト教が自己啓発産業になりつつあるのではないか、ということを書きました。書き終わった後、アメリカの現状についていろいろと感想が湧き上がってきました。これから書くことは私個人の感想であって客観性はありません。あほらしいと思ったら無視してください。
私はたまに映画を見るのですが、各国の映画を比べるとアメリカ映画が群れを抜いてつまらないです。それでも昔のアメリカ映画にはいいのがありましたが、時代が後になるにつれてひどくなる一方です。
もともとアメリカ映画には「ハッピーエンド」のものが多いのですが、後の時代になると、「ダメ人間が一大奮起をして頑張り、最後は社会的に成功する」というもの・アクションものやゲテモノ趣味のものばかりです。
ハリウッド映画がダメになったというのは、私だけの感想ではなく社会的にも常識になっています。ろくな脚本がないので「忠犬ハチ公」とか忍者とか日本にまでネタを漁りに来るようになり、朝鮮に映画作りのノウハウを売りに行くことまでしました。その結果が、「韓流ドラマ」です。
ハリウッド映画がダメになったのは、製作費がかさむようになったからだという説があります。銀行から借金をして映画を作らなければならなくなったので、銀行員の俗っぽい石頭が受け付けるような陳腐な内容のものしか融資が受けられないからだ、というわけです。銀行にしてみれば、確実に資金が返済されるのであれば貸付金額が大きいほど良いわけです。そこでますます製作費がふくらみます。
ところがアメリカのキリスト教について調べを進めていくうちに、「ロッキー」みたいな映画しか出てこないのは、アメリカ人がそのような内容の映画しか求めないようになったからではないか、と私は考えるようになりました。
メガ・チャーチのカリスマ牧師の説教は、「ダメ人間が悔い改めて一念発起した結果、うまく行って社会的勝者になった」という内容で、まさに映画の「ロッキー」です。知らず知らずのうちに、アメリカ人はアメリカ式キリスト教の影響を受けているのではないでしょうか?ただしこれは、私の個人的感想にすぎません。
以下はひと続きのシリーズです。
1月12日 戦後になって、アメリカはユダヤをえこひいきするようになった
1月13日 戦後、アメリカでユダヤ系の政治勢力が大幅に増大した
1月14日 アメリカのユダヤ人は、ロビー活動と政治資金で政治家を操っている
1月15日 アメリカ最大の政治勢力であるキリスト教福音派が、ユダヤ系と同盟した
1月16日 ユダヤ教とキリスト教の違いは、イエスを救済者と認めるか否か
1月18日 神様は、自分の力を見せつけるためにヨブを痛めつけた
1月19日 ヤハウェの神は、自分が全能であることを全世界に広めようとしている
1月21日 19世紀に多くのユダヤ人がロシアから逃げ出してアメリカに渡った
1月23日 ユダヤ人の社会主義者が、百年前からアメリカにたくさんいた
1月24日 ユダヤ人学者がアメリカの科学技術のレベルを上げた
1月27日 ユダヤ人は、最初は現地の人に歓迎されるがやがて嫌われる
1月28日 ポーランド政府は、ユダヤ系の自国民を見殺しにした
1月29日 第二次大戦後に、ポーランド人はユダヤ人を大虐殺した
2月2日 天変地異や核戦争でものすごい数の人類が死ぬ、と聖書は予言している
2月3日 アメリカは、聖書の予言を実現させるためにイスラエルを支援している
2月5日 イギリス国王は中途半端な宗派を強制し、プロテスタントを弾圧した
2月6日 メイフラワー号でやってきたピューリタンは、無許可で移住した
2月7日 初期には、本気で信仰を守るために移住してきた者も多かった
2月8日 大覚醒運動が起きたために、今でもアメリカではキリスト教が強い
2月9日 18世紀のアメリカでは、ちゃんとした信仰を持っていなければ劣等感にさいなまれた
2月10日 植民地時代のアメリカでは、社会的に活躍するにもちゃんとした信仰を持つ必要があった
2月11日 アメリカの州立教会の牧師は、難しい説教を長時間した
2月14日 巨大な教会(メガ・チャーチ)が続々と誕生している
2月16日 アメリカのキリスト教は、自己啓発産業になりつつある
2月25日 アメリカはプロテスタントの信仰によって老化が進んでいる