アメリカのグローバル主義者は、人種・宗教差別は目的に反する、と考えている
グローバル主義者は、「良い商品を安く供給すること」こそが人助けの行動だ、と解釈しました。そこで、良い商品を安く供給するという目的に反する人種差別や宗教差別をしてはならない、と考えたのです。
グローバル主義者は、「良い商品を安く供給すること」こそが人助けの行動だ、と解釈しました。そこで、良い商品を安く供給するという目的に反する人種差別や宗教差別をしてはならない、と考えたのです。
アメリカのグローバル主義は、Freedomを特殊に解釈した考え方であり、もとをたどればキリスト教の信仰から生まれたものです。その一方、日本のグローバル主義は、大乗仏教の考え方から生まれたものです。
グローバル主義は、アメリカが力で世界中に押しつけた考え方なので、アメリカの影響力が弱まるにつれてグローバル主義に反発する自国中心主義が各国で同時に強くなるのは、当然のことです。
アメリカは、支那を徹底的に追い詰めようとしています。それは支那の習近平主席が、トランプになめきった態度を示したことも一因です。トランプ大統領...
従来のグローバル主義と国益第一主義が激しく衝突したのが、2016年のアメリカの大統領選挙でした。トランプさんは共和党なので、グローバル主義者の多い民主党がトランプつぶしに励んだのは、当然でした。民主党だけでなく共和党の本流にもグローバル主義者が多数いました。
グローバル化したFreedomの考え方は、経済のグローバル化と人種・宗教差別反対がワンセットになっています。従って、経済のグローバル化を否定すると、自然に人種・宗教差別を主張するようになります。今後のアメリカはこの方向に向かっていくものと考えます。
第二次世界大戦前まで盛大に人種差別や宗教差別をやっていたアメリカが、戦後になって次第に人種差別や宗教差別を撤廃していきました。この運動の先頭に立ったのがマスコミで、最近のアメリカのドラマを見ていると、黒人の上司が白人の部下に指示する場面が多く出てきます。
グローバル主義者は、経済活動に邪魔になる世界中の法律や慣習を打ち破り、世界をノッペラボーの均一な社会にしようとしたわけです。
ルーズベルト大統領はアメリカ経済を立て直すために戦争を考えたのですが、国民を説得するためにアメリカ人の重視するFreedomという考え方を利用しました。
人には誰でも、自分の事を社会から脱落して落ちぶれた者だと他人から思われたくありません。自分がトランプ候補を支持していると分かると、相手は自分の事を社会の落伍者だと誤解する恐れがあります。そのために、選挙前に支持する候補者を聞かれてウソをつく人が多かったのです。彼らを「隠れトランプ」と言います。