
日本国憲法も、日本の大乗仏教化を促進した
敗戦後の日本社会が大乗仏教化した大きな原因の一つが、日本国憲法の存在です。大日本帝国憲法は仏教用語である自由を国民の権利として保障したため、...
敗戦後の日本社会が大乗仏教化した大きな原因の一つが、日本国憲法の存在です。大日本帝国憲法は仏教用語である自由を国民の権利として保障したため、...
日本の社会科学者たちには、宗教に関する知識が不足しているので、日本の社会を観察しても、それが宗教的であることに気が付かないのです。
消費税を値上げすれば日本が不況になることは、誰でも分かっていました。それでも政府や議会は消費税の値上げを決めました。
大学紛争を起こした日本の学生たちが、実存主義哲学(大乗仏教)を理解できたはずは、ありません。ただ、そこに流れる大乗仏教の雰囲気が日本人学生の大乗仏教的感性を刺激したのだと思います。
1960年安保の中心になっていた全学連(全日本学生自治会総連合)は、その後に弱体化し、1960年代後半には、新左翼の様々な分派がまとまりもな...
1950年代の半ば頃から勢力を増してきた新左翼の主張は、「アメリカ帝国主義と日本帝国主義が悪い」、ということです。要するに、「国家は悪いことをする」ということで、大乗仏教の発想です。
仏教の視点では、社会はものに執着している未熟な者たちが集まっており、彼らが作っているのが国家です。つまり国家は穢れたものであり、ものを争って悪いことをするのです。
アメリカ占領軍の置き土産のマルクス系社会主義が大乗仏教化した二番目の理由は、FreedomとEqualityの訳語に自由・平等という仏教用語...
「日本人は、特に優秀というわけではないのだ。戦争ばかりして心がけが悪い分だけ、むしろ劣等なのだ」という主張は、大乗仏教の平等観とマッチします...
大乗仏教の教義からもマルクス系社会主義の理論からも、国籍とか民族の違いを認めない風潮にたどり着きます。敗戦直後にアメリカ占領軍によってもたらされたマルクス系社会主義は、戦後の大乗仏教化の波に乗り、社会主義と大乗仏教が融合しているような状態になっています。