昨日、「ユダヤ人をいじめたら不幸になり、彼らを優遇したら幸せになる」と書きました。
実際に世界史を見るとその通りになっています。
8世紀にイスラム教徒がイベリア半島に侵入して国を建てましたが、彼らはユダヤ人を優遇しました。ユダヤ人はローマ文化を知り現地の言葉が分かったので、占領した土地を統治するのに必要だったからです。その結果ウマイヤ王朝は栄え、自然科学も発達しました。
14~15世紀になって、スペイン人はイスラム教徒を追い払って領土を回復し、余勢を駆って世界中に進出しました。その段階で彼らは、ユダヤ人を無理やりにキリスト教に改宗させようとし、それを拒否したユダヤ人を追放しました。ユダヤ人はその国になじまず、愛国心がないために、現地の人からどうしても憎まれるようになるからです。ユダヤ人を追い払ったために、スペインは衰退してしまいました。
イベリア半島から追い出されたユダヤ人は、主にイギリスとオランダに移住しました。ユダヤ人は金融や貿易・金属加工などが得意なので、イギリスやオランダは彼らを大歓迎しました。その結果両国は大いに栄えました。
特にイギリスはユダヤ人を優遇しました。有名な金貸しであるロスチャイルドは爵位をもらっています。19世紀末の名宰相だったディズレーリもユダヤ人です。このようにユダヤ人を優遇したために、イギリスは七つの海を支配する大帝国を築きました。金持ちのユダヤ人はイギリス貴族と通婚したために、現在の貴族にはかなりユダヤ人の血が入っています。
ポーランドは労働力を確保するために、移民を歓迎していました。そこでヨーロッパから追い出されたユダヤ人はポーランドに移住したため、16世紀頃のポーランドは強国になりました。その後、ポーランド人がユダヤ人をいじめ始めたため国が衰退しました。
ロシアが18世紀末にポーランドを併合したため、ロシアは多くのユダヤ人を領内に抱えることになりました。ロシア人はユダヤ人が嫌いで、虐殺したり散々にいじめました。そこで頭にきたユダヤ人が起こしたのがロシア革命です。ソ連共産党の初期の幹部にはユダヤ人が非常に多いです。レーニンもトロツキーもユダヤ人です。共産主義の元祖のマルクスもユダヤ人です。
以下はひと続きのシリーズです。
1月12日 戦後になって、アメリカはユダヤをえこひいきするようになった
1月13日 戦後、アメリカでユダヤ系の政治勢力が大幅に増大した
1月14日 アメリカのユダヤ人は、ロビー活動と政治資金で政治家を操っている
1月15日 アメリカ最大の政治勢力であるキリスト教福音派が、ユダヤ系と同盟した
1月16日 ユダヤ教とキリスト教の違いは、イエスを救済者と認めるか否か
1月18日 神様は、自分の力を見せつけるためにヨブを痛めつけた
1月19日 ヤハウェの神は、自分が全能であることを全世界に広めようとしている
1月21日 19世紀に多くのユダヤ人がロシアから逃げ出してアメリカに渡った
1月23日 ユダヤ人の社会主義者が、百年前からアメリカにたくさんいた
1月24日 ユダヤ人学者がアメリカの科学技術のレベルを上げた
1月27日 ユダヤ人は、最初は現地の人に歓迎されるがやがて嫌われる
1月28日 ポーランド政府は、ユダヤ系の自国民を見殺しにした
1月29日 第二次大戦後に、ポーランド人はユダヤ人を大虐殺した
2月2日 天変地異や核戦争でものすごい数の人類が死ぬ、と聖書は予言している
2月3日 アメリカは、聖書の予言を実現させるためにイスラエルを支援している
2月5日 イギリス国王は中途半端な宗派を強制し、プロテスタントを弾圧した
2月6日 メイフラワー号でやってきたピューリタンは、無許可で移住した
2月7日 初期には、本気で信仰を守るために移住してきた者も多かった
2月8日 大覚醒運動が起きたために、今でもアメリカではキリスト教が強い
2月9日 18世紀のアメリカでは、ちゃんとした信仰を持っていなければ劣等感にさいなまれた
2月10日 植民地時代のアメリカでは、社会的に活躍するにもちゃんとした信仰を持つ必要があった
2月11日 アメリカの州立教会の牧師は、難しい説教を長時間した
2月14日 巨大な教会(メガ・チャーチ)が続々と誕生している
2月16日 アメリカのキリスト教は、自己啓発産業になりつつある
2月25日 アメリカはプロテスタントの信仰によって老化が進んでいる