アメリカは、20世紀に入るまでは決して先進国ではなく、科学技術の面でも見るべきものはありませんでした。ノーベル賞をみてもそのことはよく分かります。1901年から10年間のアメリカ人科学者でノーベル物理学賞を受賞したのは、わずかにマイケルマンひとりだけで、その彼もドイツ生まれのユダヤ人でした。1901年から10年間のノーベル化学賞受賞者と生理・医学賞を受賞したアメリカ人は、どちらもゼロです。
オーストリア人のシュレーディンガーは、1933年にノーベル物理学賞を受賞しました。彼はアメリカのプリンストン大学から教授の招聘を受けましたが、断りました。「プリンストン大学なんて田舎の大学でレベルが低すぎる」という理由でした。このプリンストン大学は、今ではノーベル賞学者を続々と輩出しています。
アメリカの科学技術が飛躍的にレベルアップしたのは、1930年代です。ドイツがユダヤ人を追い出したために、彼らはアメリカに脱出しようとしました。アメリカは平凡なユダヤ人はなかなか入国させようとしませんでしたが、優秀な科学者だけは特別枠でどんどん入れました。
一流のユダヤ人学者が続々とアメリカの大学に入ったため、研究開発能力が飛躍的に高まったのです。アメリカの大学は、ユダヤ人の理論物理学者にも積極的に声をかけました。アインシュタインはユダヤ人だったので、アメリカに行くしかなく、そこで厚遇されて原爆を開発しました。
シュレーディンガーはユダヤ人ではなかったので、「アメリカみたいな田舎に行くのは嫌だ」と断るような贅沢が言えたのです。
アメリカの大学はこの時に基礎ができたので、今では世界中から優秀な研究者を集めて優れた研究が行われ、毎年ノーベル賞学者が次々と出ています。その結果として、先端技術が次々と事業化され、アメリカは経済的にも軍事的にも世界最高の国になっています。
「ユダヤ人をいじめたら不幸になり、彼らを優遇したら幸せになる」という聖書の予言は、かなり現実味を帯びています。
以下はひと続きのシリーズです。
1月12日 戦後になって、アメリカはユダヤをえこひいきするようになった
1月13日 戦後、アメリカでユダヤ系の政治勢力が大幅に増大した
1月14日 アメリカのユダヤ人は、ロビー活動と政治資金で政治家を操っている
1月15日 アメリカ最大の政治勢力であるキリスト教福音派が、ユダヤ系と同盟した
1月16日 ユダヤ教とキリスト教の違いは、イエスを救済者と認めるか否か
1月18日 神様は、自分の力を見せつけるためにヨブを痛めつけた
1月19日 ヤハウェの神は、自分が全能であることを全世界に広めようとしている
1月21日 19世紀に多くのユダヤ人がロシアから逃げ出してアメリカに渡った
1月23日 ユダヤ人の社会主義者が、百年前からアメリカにたくさんいた
1月24日 ユダヤ人学者がアメリカの科学技術のレベルを上げた
1月27日 ユダヤ人は、最初は現地の人に歓迎されるがやがて嫌われる
1月28日 ポーランド政府は、ユダヤ系の自国民を見殺しにした
1月29日 第二次大戦後に、ポーランド人はユダヤ人を大虐殺した
2月2日 天変地異や核戦争でものすごい数の人類が死ぬ、と聖書は予言している
2月3日 アメリカは、聖書の予言を実現させるためにイスラエルを支援している
2月5日 イギリス国王は中途半端な宗派を強制し、プロテスタントを弾圧した
2月6日 メイフラワー号でやってきたピューリタンは、無許可で移住した
2月7日 初期には、本気で信仰を守るために移住してきた者も多かった
2月8日 大覚醒運動が起きたために、今でもアメリカではキリスト教が強い
2月9日 18世紀のアメリカでは、ちゃんとした信仰を持っていなければ劣等感にさいなまれた
2月10日 植民地時代のアメリカでは、社会的に活躍するにもちゃんとした信仰を持つ必要があった
2月11日 アメリカの州立教会の牧師は、難しい説教を長時間した
2月14日 巨大な教会(メガ・チャーチ)が続々と誕生している
2月16日 アメリカのキリスト教は、自己啓発産業になりつつある
2月25日 アメリカはプロテスタントの信仰によって老化が進んでいる
コメント
そして3.11もお与えくださった。つまり2度科学技術の名のもとに原子力で日本人にインパクトを与えた偉大な民族として日本には永遠に記憶に残るだろう。