聖書には数々の予言が書かれていますが、下記の予言はすでに実現しました。
・ユダヤ人の国は、北方の大帝国に滅ぼされ、ユダヤ人はその領土内に連行される(二千数百年前に実現した)
・救い主イエス・キリストが出現する(2000年前に実現した。ただしユダヤ教はこれを認めていない)
・ローマによってエルサレムが破壊され、ユダヤ人は流浪の民となる(AD70年に実現した)
・イスラエル国家が再建される(1948年に実現した)
第二次世界大戦が終わってから3年後の1948年に、国連はパレスチナを二つに分け、イスラム教徒が国を作るべき地域とユダヤ人が国を作るべき地域を指定しました。この決議が発効したその日に、周辺のアラブ諸国はユダヤ人地域に攻め込んできました。しかし、ユダヤ人は彼らを撃退しイスラエルという出来立ての国家を守りました(第一次中東戦争)。
旧約聖書の「エゼキエル書」はこの事実を予言しています。36章では、第二次世界大戦前から、イギリスの信託統治領だったパレスチナにユダヤ人の開拓民が土地を買って住み着き国を作り始めた、ということを予言しているように読めます。
エゼキエルは、今から2600年ほど前に新バビロニアによってバビロン近くに連れて行かれたユダヤ人です。彼はその地で様々な予言を残していますが、その中に20世紀のパレスチナに起こることも予言していたわけです。
国連は、常任理事国が一致しなければ何も決まりません。1948年当時は米ソの冷戦時代だったので、両者の意見が一致することはまずありませんでした。しかし、パレスチナ分割に関しては、珍しく米ソが一致しました。常識ではありえないことが起きたので、キリスト教徒やユダヤ人は「神には不可能はない」と感激しました。
パレスチナのユダヤ人の指導者は共産主義者が多かったので、ソ連はイスラエル国家がソ連の衛星国になると思って、建国に賛成したわけです。ところが建国後、イスラエルはユダヤ教を信奉する国になりソ連の思惑が外れました。
エゼキエル書の37章は、最初は無神論の国家として始まったイスラエルが宗教的な国になる、ということを予言しています。
以下はひと続きのシリーズです。
1月12日 戦後になって、アメリカはユダヤをえこひいきするようになった
1月13日 戦後、アメリカでユダヤ系の政治勢力が大幅に増大した
1月14日 アメリカのユダヤ人は、ロビー活動と政治資金で政治家を操っている
1月15日 アメリカ最大の政治勢力であるキリスト教福音派が、ユダヤ系と同盟した
1月16日 ユダヤ教とキリスト教の違いは、イエスを救済者と認めるか否か
1月18日 神様は、自分の力を見せつけるためにヨブを痛めつけた
1月19日 ヤハウェの神は、自分が全能であることを全世界に広めようとしている
1月21日 19世紀に多くのユダヤ人がロシアから逃げ出してアメリカに渡った
1月23日 ユダヤ人の社会主義者が、百年前からアメリカにたくさんいた
1月24日 ユダヤ人学者がアメリカの科学技術のレベルを上げた
1月27日 ユダヤ人は、最初は現地の人に歓迎されるがやがて嫌われる
1月28日 ポーランド政府は、ユダヤ系の自国民を見殺しにした
1月29日 第二次大戦後に、ポーランド人はユダヤ人を大虐殺した
2月2日 天変地異や核戦争でものすごい数の人類が死ぬ、と聖書は予言している
2月3日 アメリカは、聖書の予言を実現させるためにイスラエルを支援している
2月5日 イギリス国王は中途半端な宗派を強制し、プロテスタントを弾圧した
2月6日 メイフラワー号でやってきたピューリタンは、無許可で移住した
2月7日 初期には、本気で信仰を守るために移住してきた者も多かった
2月8日 大覚醒運動が起きたために、今でもアメリカではキリスト教が強い
2月9日 18世紀のアメリカでは、ちゃんとした信仰を持っていなければ劣等感にさいなまれた
2月10日 植民地時代のアメリカでは、社会的に活躍するにもちゃんとした信仰を持つ必要があった
2月11日 アメリカの州立教会の牧師は、難しい説教を長時間した
2月14日 巨大な教会(メガ・チャーチ)が続々と誕生している
2月16日 アメリカのキリスト教は、自己啓発産業になりつつある
2月25日 アメリカはプロテスタントの信仰によって老化が進んでいる