第二次世界大戦が終わった後、国外に逃げていたユダヤ人がポーランドに帰ってきました。そうしたら今度は、ポーランド人が帰ってきたユダヤ人を大虐殺したのです。空き家に勝手に住み着いていたポーランド人は、持ち主のユダヤ人に帰ってきてほしくなかったし、そもそもユダヤ人が大嫌いだったからです。ナチス・ドイツの虐殺とポーランド人の虐殺で、ポーランドにはユダヤ人がほとんどいなくなってしまいました。
ユダヤ人のことを調べている間に、私は色々なことに気付きました。まず、ヨーロッパ人はユダヤ人が大嫌いだということを知りました。次に、ユダヤ人の虐殺に関しても、いろいろ偽善的なことが言われていて、多くのことが隠されたままになっていることも知りました。
18世紀までは、ユダヤ人はゲットー(ユダヤ人居住区)に閉じ込められていて、市民としても扱いを受けていませんでした。そこにフランス革命が起こり、ユダヤ人を解放し市民として扱うようになりました。ナポレオンはこの政策を受け継ぎ、征服した西欧諸国のユダヤ人を解放しました。
ところがそれから150年経った20世紀半ばに、ユダヤ人の大虐殺が起こりました。ナポレオンがしたことは、効果がなかったわけです。今、ユダヤ人虐殺のほんの表面だけが一般に知らされ、偽善的な装いを施されています。西欧人はユダヤ人が本当に嫌いだという事実は、伏せられたままになっているからです。従って、将来ユダヤ人の虐殺がまた起きても、何の不思議もありません。
ユダヤ人に関しては、眉唾なことも流布されています。例えば、『アンネの日記』がそうです。オランダの隠れ家にフランクというユダヤ人家族が住んでいて、アンネという14歳の少女が隠れ住んでいる状態を日記に書いたものだとされています。
この本に関しては、戦後に書かれたインチキだと主張する者がいて、ドイツで裁判に訴えました。この日記の原稿はボールペンで書かれていたのですが、ボールペンはアメリカで開発されたばかりで、当時のオランダにあったはずがないのです。
ドイツでは、ナチス・ドイツを弁護することは法律で禁じられているので、ドイツの裁判所はこの訴えを審議せず、却下しました。『アンネの日記』の真偽は未だに闇の中なのですが、こういう事情を多くの人は知らされていません。
以下はひと続きのシリーズです。
1月12日 戦後になって、アメリカはユダヤをえこひいきするようになった
1月13日 戦後、アメリカでユダヤ系の政治勢力が大幅に増大した
1月14日 アメリカのユダヤ人は、ロビー活動と政治資金で政治家を操っている
1月15日 アメリカ最大の政治勢力であるキリスト教福音派が、ユダヤ系と同盟した
1月16日 ユダヤ教とキリスト教の違いは、イエスを救済者と認めるか否か
1月18日 神様は、自分の力を見せつけるためにヨブを痛めつけた
1月19日 ヤハウェの神は、自分が全能であることを全世界に広めようとしている
1月21日 19世紀に多くのユダヤ人がロシアから逃げ出してアメリカに渡った
1月23日 ユダヤ人の社会主義者が、百年前からアメリカにたくさんいた
1月24日 ユダヤ人学者がアメリカの科学技術のレベルを上げた
1月27日 ユダヤ人は、最初は現地の人に歓迎されるがやがて嫌われる
1月28日 ポーランド政府は、ユダヤ系の自国民を見殺しにした
1月29日 第二次大戦後に、ポーランド人はユダヤ人を大虐殺した
2月2日 天変地異や核戦争でものすごい数の人類が死ぬ、と聖書は予言している
2月3日 アメリカは、聖書の予言を実現させるためにイスラエルを支援している
2月5日 イギリス国王は中途半端な宗派を強制し、プロテスタントを弾圧した
2月6日 メイフラワー号でやってきたピューリタンは、無許可で移住した
2月7日 初期には、本気で信仰を守るために移住してきた者も多かった
2月8日 大覚醒運動が起きたために、今でもアメリカではキリスト教が強い
2月9日 18世紀のアメリカでは、ちゃんとした信仰を持っていなければ劣等感にさいなまれた
2月10日 植民地時代のアメリカでは、社会的に活躍するにもちゃんとした信仰を持つ必要があった
2月11日 アメリカの州立教会の牧師は、難しい説教を長時間した
2月14日 巨大な教会(メガ・チャーチ)が続々と誕生している
2月16日 アメリカのキリスト教は、自己啓発産業になりつつある
2月25日 アメリカはプロテスタントの信仰によって老化が進んでいる