アメリカやイギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなど英語圏の国々は、支那の移民や支那製品を排除しはじめました。マレーシア・スリランカなど、支那の一帯一路政策に騙されて巨額の負債を負わされ自国の領土を蚕食され支那の移民に押し寄せられた東南アジアの国々も、支那を警戒しはじめました。
南シナ海の領海を支那に奪われつつあるベトナムやフィリピンも、支那を警戒しています。ドイツやフランスなど欧州大陸諸国は、反応は鈍いながらも、支那の危険性に目覚めつつあります。
このように世界中の国々が支那の危険性を悟りつつありますが、それは「支那人は自分たちとは発想・考え方が違う」ということが分かってきたからです。
ところが日本人は未だに、支那が危険な国だとちゃんと認識できていません。その理由は、日本人が「自分たちと支那人は民族的な性格が全く違う」ということに気がついていないからです。そういう問題意識をかねてから私は持っていましたが、『毛沢東の私生活』を読んで改めて、その思いを深くしました。支那人に比べたら、西欧人やアメリカ人のほうがまだ日本人と性格に共通する部分があります。
アメリカやイギリスなど英語圏の国々が支那の危険性に早く気づいたのは、彼らは支那と接触した期間が浅いために、支那に対して先入観をあまり持っておらず、事実を素直に見ることができるからです。
ドイツやフランスが英語圏より悟るのが遅いのは、利害関係が少ししかないので、支那からの脅威をあまり感じないからです。そういうことが分かると、東南アジア諸国が支那の危険性を悟るようになった理由も見えてきます。これらの国は支那と長い間接触していましたが、支那からの脅威が半端でなく強烈だからです。
これがわかると、なぜ日本が支那の危険性に対して鈍いのか、その理由も分かってきます。日本と支那が接触を始めたのは遠い昔なのですが、多くの日本人は支那人と直接接することがなく、もっぱら遣唐使など一部の人間の体験談や書物などの間接的な経験が主です。
そのために事実と違う先入観が形成されてしまい、それから脱することができないでいるのです。
以下はひと続きのシリーズです。
4月9日 支那の国有企業が民営化すれば、共産党政権が崩壊し、伝統文化が傷つく
4月11日 支那の伝統を破壊するまでは、アメリカの目的は達せられない
4月12日 アメリカのスーパー301条は、邪悪な者には自由を認めない、という法律
4月15日 支那との付き合いが短い国が、支那の危険性に目覚めている
4月17日 支那の皇帝陛下は、日本の天皇陛下に手紙を出せない
4月18日 江戸時代の日本人は、支那を「聖人の国」だ、と誤解した
4月23日 支那は、自国民も外国人も守ろうとせず、略奪をする
4月26日 大アジア主義は、江戸時代の社会体制を前提として考え出された
5月1日 外務大臣が、英米のFreedomの原則を理解していなかった
5月3日 金解禁によって日本は恐慌になり、国民は政党を信用しなくなった
5月6日 満州事変以後、軍人たちは中央の言うことを聞かなくなった
5月7日 元老、重臣、財閥、官僚、政党政治家は、みんな悪党だ
5月8日 軍人が行ったテロから、日本人は「赤穂浪士の討ち入り」を連想した
5月11日 軍人は、大アジア主義の発想から、支那本土で軍事作戦を行った
5月12日 日本軍が支那本土で軍事作戦をしたために、アメリカとの関係が悪化した