支那人は他民族とは比べ物にならない極端に危険な民族だ、ということをアメリカ人は最近になったやっと理解しました。そこでトランプ大統領が就任して以来、支那に対して激しい反撃に出ています。
支那は、自由主義経済のルールを破った不正な経済活動を行っています。支那は自由主義に基づく貿易を促進するWTO(世界貿易機関)に加盟しているので、「支那は自由主義貿易体制に違反してばかりいる」というアメリカの非難に、正面から反論できません。そもそも共産主義を表看板にする支那を受け入れたWTOもどうかしています。予想通り、支那は自由貿易のおいしい所だけを取って、義務を履行する気がまるでないのです。
支那は、外国企業が支那に現地法人を作るに当たって、技術の譲渡の強要する、利益の本国への送金を禁止する、支那からの撤退を許さないなど、自由貿易違反を行っています。また先端技術をハッキングし、支那の国営企業に不正な援助を行い、為替の不正な操作も行っています。
これに対して、アメリカは支那からの輸入品に高率の関税をかけ、さらに関税をかけるその商品の範囲を拡大し、税率を上げようとしています。また、アメリカの企業を買収して技術を盗もうという企てが出来ないように、法律を改正しています。さらにアメリカの大学で技術を学ぼうとする支那人留学生を締め出し始めています。
支那の代表的な通信機器メーカーであるファーウェイの創設者は、任正非です。彼は人民解放軍の幹部でしたが、軍人仲間と共にファーウェイを創業しました。おそらく経済開放政策を推進した鄧小平の指示を受けてのことだと、推察されます。
人民解放軍はファーウェイに外国からハッキングした技術を供与し、さらに外国から技術を盗み出させてファーウェイを巨大産業に仕立てました。ファーウェイは、国策会社なのです。任正非の娘の孟晩舟は、ファーウェイの副会長で最高財務責任者です。
彼女はカナダで拘束されており、アメリカはその身柄の引き渡しをカナダに要求しています。表向きの容疑はファーウェイが為替管理法に違反したことですが、実際にアメリカが知りたいのは、ファーウェイがどのようにしてアメリカの技術を盗んだのか、ということです。それを明らかにしたうえで、アメリカはファーウェイを潰すつもりです。
以下はひと続きのシリーズです。
4月9日 支那の国有企業が民営化すれば、共産党政権が崩壊し、伝統文化が傷つく
4月11日 支那の伝統を破壊するまでは、アメリカの目的は達せられない
4月12日 アメリカのスーパー301条は、邪悪な者には自由を認めない、という法律
4月15日 支那との付き合いが短い国が、支那の危険性に目覚めている
4月17日 支那の皇帝陛下は、日本の天皇陛下に手紙を出せない
4月18日 江戸時代の日本人は、支那を「聖人の国」だ、と誤解した
4月23日 支那は、自国民も外国人も守ろうとせず、略奪をする
4月26日 大アジア主義は、江戸時代の社会体制を前提として考え出された
5月1日 外務大臣が、英米のFreedomの原則を理解していなかった
5月3日 金解禁によって日本は恐慌になり、国民は政党を信用しなくなった
5月6日 満州事変以後、軍人たちは中央の言うことを聞かなくなった
5月7日 元老、重臣、財閥、官僚、政党政治家は、みんな悪党だ
5月8日 軍人が行ったテロから、日本人は「赤穂浪士の討ち入り」を連想した
5月11日 軍人は、大アジア主義の発想から、支那本土で軍事作戦を行った
5月12日 日本軍が支那本土で軍事作戦をしたために、アメリカとの関係が悪化した