朝鮮人は、どういう民族なのかをこれから考えていこうと思います。多くの日本人は、朝鮮人の特質として、下記のようなイメージを持っています。
1、儒教を一生懸命学んだ民族であり、支那人からは未開人としては優等生だと思われている2、事大主義根性が盛んである。強い国の無理難題に、「ご無理ごもっとも」と従う
まあざっとこんな感じだと思います。おおむねその通りですが、本当にそうなのか首を傾げる部分もあります。なお、私のブログはFreedomや誠の考え方を主なテーマとしているので、この件について言えば、朝鮮にはFreedomや誠の考え方はありません。それは支那と同じような理由なので、ここでは繰り返しません。
朝鮮人は儒教の優等生なのでしょうか。儒教では、「同姓不婚」という原則があります。習という苗字の男子は、同じ習という苗字の女子とは結婚できない、ということです。同じ苗字の者は同じ先祖から分かれた同族だ、と考えるからです。
このルールは非常に厳格で、支那ではこれを破ったら野蛮人だとして世間から相手にされなくなります。異民族は同姓の親戚どうしで結婚するからです。支那人や朝鮮人が日本人を野蛮人だとして軽蔑する大きな理由が、日本人は同姓の親戚同士で結婚するからです。
では朝鮮人は「同姓不婚」を厳密に守っているかと言えば、そうではないのです。朝鮮の国土は、慶尚道や江原道など八つの地方に分かれています。「本籍が同じ道にある同姓の男女は結婚出来ない」と、朝鮮では条件を狭くしています。同じ李でも本籍が慶尚道の男子と本籍が江原道の女子は結婚OKなのです。
しかし、本場の儒教では、本籍地が同じでなければ結婚して良い、などとはしていません。儒教というのは、「宗族」を一番重視することからも分かるように、家族制度の維持を最も重視します。それが本場と違うので、朝鮮の儒教はまがい物と判断しなければなりません。
私が二十代で初めてソウルを訪れた時、六十代の非常に社会的地位の高い年配者と面会することになりました。その時に「年配者と会うときはメガネをはずすように」と注意されました。私は近視でいつもメガネをかけています。「メガネは老人がするものだから、若者がメガネをかけて会うのは失礼にあたる」というのです。
これは単にその年配者が変な人なのではなく、朝鮮社会の常識で、老眼鏡と近視鏡の違いなど、関係ないのです。「年配者の前で若者がメガネをしてはならない」などというルールは朝鮮独自のもので、儒教の本場である支那には無いはずです。
私はメガネの件で、朝鮮人は自分たちの行動が儒教のルールに反するのではないか、とビクビクしているような印象を受けました。もしも儒教の伝統が朝鮮の伝統に根付いていれば、もっと自然な対応ができるはずです。
今の朝鮮社会で最も信者が多い宗教はキリスト教(30%~50%)で、儒教の信者はほとんどいません(1%未満)。儒教を信仰しなければならないという社会的プレッシャーがなくなったら、途端に消えてしまいました。「朝鮮には儒教の伝統がいまだに残っている」という説は、割り引いて考えなければならないと思います。
「キリスト教が普及しているから、今の朝鮮人はFreedomを理解している」ということにはなりません。日本に帰化した呉善花教授は、「朝鮮のキリスト教は、伝統的なシャーマニズムが姿を変えたもので、本当のキリスト教ではない」と説明しています。
以下はひと続きのシリーズです。
9月24日 自分が正しいと思っているから、アメリカは戦争ばかりする
9月26日 南部は、北部の文化の押し売りを嫌がって、南北戦争を起こした
9月29日 アメリカ人の、「自分は正しい」という発想は根強い
10月13日 トランプは、共和党の中のネオコンと戦って大統領になった
10月15日 トランプは、「メリー・クリスマス」にこだわった
10月17日 トランプの「アメリカ・ファースト」はFreedom
10月22日 ユダヤ人のほとんどは、アメリカとイスラエルに住んでいる
10月24日 第二次大戦後にアメリカはイスラエルを特別扱いし始めた
10月27日 「聖書の予言は必ず実現する」とアメリカの福音派は思った
10月29日 8000万人のアメリカ人が最後の審判を信じている