Freedomや誠は、二つの考え方が揃ないと生まれません。
1、仲間どうしで助け合う
2、正しいことを行うのであれば、社会的な法律やルールを破っても構わない
支那には、Freedomや誠が生まれる二つの条件のどちらもありません。まずは、支那人は「仲間同士で助け合う」という考えを持っていないことから説明します。
人類は、一人一人の身体能力を高めるよりも、大きくて強固な集団を作りその中で助け合うことで生き延びる戦略を採りました。だから進化の過程で、どの民族も大きくて強い集団を作る能力を持っています。
しかし、どのような集団を作るのかは、各民族の文化的伝統によって異なります。
1、血縁関係になくても同じ信仰や文化を持つ者を仲間として迎え入れて集団を作る
2、血縁関係になくても同じ職場で働く者を仲間として迎え入れて集団を作る
3、血縁関係にある者だけで集団を作る
どの民族も上記の三つの型のすべてが当てはまりますが、そのどれに一番強く影響されているかで民族の性格が決まります。
欧米や日本社会は、基本的に「血縁関係になくても同じ信仰や文化を持つ者を仲間として迎え入れて集団を作る」というタイプです。血縁でなくても良いということから、その集団の規模を大きくできます。欧米や日本の近代国家では、数千万人以上の国民みんなが仲間になって互いに助け合っているのです。
欧米の場合はキリスト教に基づく文化が、日本では神道に基づく文化が、それぞれの民族の仲間意識を作り出しています。
日本の場合は、さらに「血縁関係になくても同じ職場で働く者を仲間として迎え入れて集団を作る」というタイプでもあります。どの企業に所属しているかが非常に重要で、各人は企業の発展のために努力します。
支那人にとっては、「宗族」が非常に大事です。何十代も前の男系の先祖を同じくする血縁集団が「宗族」で、そのメンバーは数千人に達する場合もあります。支那は「血縁関係にある者だけで集団を作る」タイプです。
以下はひと続きのシリーズです。
9月24日 自分が正しいと思っているから、アメリカは戦争ばかりする
9月26日 南部は、北部の文化の押し売りを嫌がって、南北戦争を起こした
9月29日 アメリカ人の、「自分は正しい」という発想は根強い
10月13日 トランプは、共和党の中のネオコンと戦って大統領になった
10月15日 トランプは、「メリー・クリスマス」にこだわった
10月17日 トランプの「アメリカ・ファースト」はFreedom
10月22日 ユダヤ人のほとんどは、アメリカとイスラエルに住んでいる
10月24日 第二次大戦後にアメリカはイスラエルを特別扱いし始めた
10月27日 「聖書の予言は必ず実現する」とアメリカの福音派は思った
10月29日 8000万人のアメリカ人が最後の審判を信じている