日本の安全保障問題には、いくつかのタブーがある

アメリカと支那の間の冷戦がはじまりそうです。そうなれば日本はアメリカと連携するので、支那から日本への宣伝戦はますます激しくなってくると予想できます。日本人はこれにやられないように、精神的再武装をしなければなりません。

すなわち「日本人と支那人は同じことを考えている」「国家は悪いことをする」という大乗仏教の影響で生まれた発想によって現実社会を考えるということを、止めなければなりません。

5月か6月に、トランプさんと金正恩さんの首脳会談が行われる予定になっています。北朝鮮がアメリカの要求を受け入れて核開発を止め、現有の核施設を廃棄し、それらがちゃんと行われたことが確認できれば、とりあえずの問題は解決できます。

しかし、このような合意ができない可能性もあります。いったん合意しても何年か後に南北の朝鮮が一緒になって核兵器の開発を再開する可能性があります。さらに支那は現に核兵器を持っており、それらは日本の都市に狙いを定めています。もっと言えば、日本とアメリカの同盟関係が未来永劫に続くわけではありません。同盟は、いつかは破棄される運命にあります。

この1年間、北朝鮮は核爆弾の実験をやると共に10回以上もミサイルの実験を行いました。実験をやるたびにその性能が向上していることも分かりました。そのために我々日本人は、自分たちの安全保障体制が今のままで良いのかを、真剣になって考え始めました。

ちょうどその時に、朝日新聞や野党が、森友・加計を政治問題にして騒ぎ始めました。彼らの意図ははっきりしていて、日本の安全保障問題から日本人の眼をそらすように仕向け、この問題を真剣に考えるのを邪魔しようとしたのです。彼らに支那が工作をしているという事実もあるようです。

日本の安全保障が今のままで良いのなら、そういう主張を朝日新聞やマスメディアはすれば良いのです。しかしそれを敢えてしないのは、彼らの考え方が、信じる者以外には通じない宗教的な信仰の域に達していて、言葉によっては説明できないからです。

その信仰が大乗仏教の考え方から来ていることは、すでに説明しました。そしてこの信仰は、触れてはならないタブーをいくつか作り出しました。これからこのタブーについて、これから書いていこうと思います。

以下はひと続きのシリーズです。

4月8日 5月に、トランプ大統領と金委員長が首脳会談をすることになった

4月9日 トランプ大統領は、とりあえず習近平に北朝鮮を抑えさせようとした

4月10日 トランプ大統領は、支那を外して直接北朝鮮と交渉し、核を放棄させようとしている

4月11日 最近まで、アメリカ人は支那をかわいそうな国だと思っていた

4月12日 支那人は、昔からアメリカの世論を操作していた

4月13日 支那は豊かになることによって自由な社会を作る、とアメリカ人は勘違いした

4月14日 支那に買われたアメリカの政治家やマスメディアは、今後もトランプ大統領に反対し続けるだろう

4月15日 アメリカ軍は、支那軍に勝てない

4月16日 毛沢東は、支那の伝統的な皇帝そのもの

4月17日 支那人の戦いは、宣伝戦である

4月18日 アメリカと支那の間で、冷戦がはじまりそうだ

4月19日 アメリカと支那の冷戦がはじまると、支那が日本に仕掛ける宣伝戦はもっと激しくなる

4月20日 今のままでは、日本は支那の宣伝戦に耐えられそうにない

4月21日 日本は明治になるまで、支那の宣伝戦を経験しなかった

4月22日 日本人も外国人も同じ人間である、と思い込む習性が日本人にはある

4月23日 日本と支那の文化には、共通点があまりない

4月24日 大乗仏教の影響で、日本人はウソの宣伝戦に騙されやすい

4月25日 支那の宣伝戦は、「国家は悪いことをする」と考える日本人の弱点を突いてくる

4月26日 日本は、精神的な再武装をしなければならない

4月27日 日本の安全保障問題には、いくつかのタブーがある

4月28日 日本国憲法は、ハーグ陸戦条約違反

4月29日 憲法の本質的な議論を60年間避け続けてきたツケを、今ごろ払っている

4月30日 核兵器を持つことの重大さを、私は実感した

5月1日 北朝鮮の核開発リスクは、従来からあるリスクにもう一つ追加されただけ

5月2日 大きな抵抗に遭うだろうが、日本は核武装すべきである

5月3日 自国を自力で守る、というのが世界的な常識

5月4日 アメリカでは軍人が大統領になっている

5月5日 大乗仏教の発想が日本の安全保障の障害になっている

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