大乗仏教の教義の影響により、日本人は「人間はみな同じだ。性格や能力の差などなく、人種や民族の違いなどもない」と考えるようになりました。支那人も朝鮮人も日本人と同じだとすれば、考えることも同じはずです。
日本人は、敵と戦うときにウソの宣伝戦を仕掛けることを、まずしません。そこで支那人や朝鮮人もウソの宣伝戦などやらないと考えてしまいます。その結果、支那人や朝鮮人の言っていることは本当のことだ、と信じてしまうのです。
ところが支那人は歴史的にウソの宣伝戦を得意としてきて、彼らの言うことはたいがいがウソです。日本に対しても「日本軍は南京で30万人を虐殺した」などと、散々ウソをついてきました。
また大乗仏教には、「国家は悪いことをする」という考え方があります。そのために支那人が「日本はこんなに悪いことをした」とウソをつくと、それを簡単に信じてしまうのです。日本人ほど支那のウソの宣伝戦に簡単に引っかかる国民も、他にいません。
日本には伝統的に神道と仏教の二つの宗教があり、江戸時代まではそれを使い分けていました。現実社会のことは神道で考え、仏教は亡くなってあの世に行った人の魂を扱っていました。従って仏教の考えは現実社会にそう大きな影響を及ぼしていませんでした。
ところが、明治になってFreedom・Equalityという法的な権利に対して、自由・平等という仏教用語を訳語に当てはめたために、「仏教の発想で現実社会を考えても良いのだ」ということになりました。それでも戦前は仏教の影響力は今ほど強くはありませんでした。ところが敗戦後に神道が批判されて勢力が衰え、その分仏教の影響力が増大してきました。そのために日本人は、支那のウソの宣伝戦にますます騙されやすくなっています。
今後アメリカと支那の冷戦が始まれば、支那はアメリカと連携する日本に対して、ますます激しくウソの宣伝戦を仕掛けてきます。このままでは日本は、この攻撃に持ちこたえられません。
神道と仏教の使い分けの伝統を復活させ、支那のウソの宣伝戦に引っかからないように、日本人は精神的に再武装しなければなりません。
以下はひと続きのシリーズです。
4月8日 5月に、トランプ大統領と金委員長が首脳会談をすることになった
4月9日 トランプ大統領は、とりあえず習近平に北朝鮮を抑えさせようとした
4月10日 トランプ大統領は、支那を外して直接北朝鮮と交渉し、核を放棄させようとしている
4月11日 最近まで、アメリカ人は支那をかわいそうな国だと思っていた
4月13日 支那は豊かになることによって自由な社会を作る、とアメリカ人は勘違いした
4月14日 支那に買われたアメリカの政治家やマスメディアは、今後もトランプ大統領に反対し続けるだろう
4月19日 アメリカと支那の冷戦がはじまると、支那が日本に仕掛ける宣伝戦はもっと激しくなる
4月20日 今のままでは、日本は支那の宣伝戦に耐えられそうにない
4月21日 日本は明治になるまで、支那の宣伝戦を経験しなかった
4月22日 日本人も外国人も同じ人間である、と思い込む習性が日本人にはある
4月24日 大乗仏教の影響で、日本人はウソの宣伝戦に騙されやすい
4月25日 支那の宣伝戦は、「国家は悪いことをする」と考える日本人の弱点を突いてくる
4月29日 憲法の本質的な議論を60年間避け続けてきたツケを、今ごろ払っている
5月1日 北朝鮮の核開発リスクは、従来からあるリスクにもう一つ追加されただけ