支那には、自国民を人質にとって敵と戦うという、他の民族が絶対にまねをできない戦略が伝統的にあります。これをやられたら相手は勝てませんが、この戦略は戦争以外にも応用できます。
かつて支那と東南アジア諸国が外交でもめた時のことですが、支那は東南アジア諸国を、「支那から難民をお前の国に送り込むぞ」と嚇かしたことがありました。普通の国は自国民が難民になったらなんとか助けようとしますが、支那人にはそのような考え方が無く、自国民を鉄砲の弾と同じように考えています。
アメリカと経済的に対立した時にも、この戦略は応用できそうです。アメリカが経済的に激しく支那を締め付けたら、「これによって支那人の半分が餓死するだろう。やるならやってみろ」と嚇かすわけです。
アメリカの大統領が、「本当にやるぞ」と言ったら、支那は金で買ったアメリカのマスメディアや政治家を総動員して、この大統領を非難させるわけです。「大統領は人間7億人を餓死させる政策を平気でやる人物だ」「このような大統領はアメリカの恥である」。この結果アメリカの大統領は、自国民の手でその地位から引きずりおろされる恐れもあります。
支那人の喧嘩というのは、いつもこのパターンです。支那人夫婦が喧嘩をして夫が妻を殴ると、彼女は表に飛び出して隣近所に大声で、夫の悪事をあることないことすべてぶちまけます。まさに宣伝活動によって自分に有利な状況を作り出すのです。支那人とっては武器さえも宣伝材料で、昔の軍閥は音の大きな鉄砲を好みました。
アメリカ側も支那の作戦が分かっているので、なかなか決定的な行動にでることができません。支那と争うということは、GDP・先端技術・戦闘機や核兵器の数などという物量に基づいた戦いだけでなく、心理戦・宣伝戦の要素が大きくなります。
支那人は、他人の命などなんとも思っておらず、自国民を消耗品の兵器としか考えていません。しかし相手国の国民に対しては、金で買ったマスメディアや政治家を通じて、相手国の指導者がいかに「人道や人権に反したことをしているか」を宣伝するのです。
以下はひと続きのシリーズです。
4月8日 5月に、トランプ大統領と金委員長が首脳会談をすることになった
4月9日 トランプ大統領は、とりあえず習近平に北朝鮮を抑えさせようとした
4月10日 トランプ大統領は、支那を外して直接北朝鮮と交渉し、核を放棄させようとしている
4月11日 最近まで、アメリカ人は支那をかわいそうな国だと思っていた
4月13日 支那は豊かになることによって自由な社会を作る、とアメリカ人は勘違いした
4月14日 支那に買われたアメリカの政治家やマスメディアは、今後もトランプ大統領に反対し続けるだろう
4月19日 アメリカと支那の冷戦がはじまると、支那が日本に仕掛ける宣伝戦はもっと激しくなる
4月20日 今のままでは、日本は支那の宣伝戦に耐えられそうにない
4月21日 日本は明治になるまで、支那の宣伝戦を経験しなかった
4月22日 日本人も外国人も同じ人間である、と思い込む習性が日本人にはある
4月24日 大乗仏教の影響で、日本人はウソの宣伝戦に騙されやすい
4月25日 支那の宣伝戦は、「国家は悪いことをする」と考える日本人の弱点を突いてくる
4月29日 憲法の本質的な議論を60年間避け続けてきたツケを、今ごろ払っている
5月1日 北朝鮮の核開発リスクは、従来からあるリスクにもう一つ追加されただけ