アメリカのトランプ大統領は、支那敵視政策をはじめようとしています。支那がハッキングや企業買収によってアメリカの最先端技術を盗み出し、支那からアメリカに輸出する製品に国際条約で禁じられた補助金をつけて不当に競争力を強化し、アメリカの貿易赤字を拡大させているからです。さらに支那は、アメリカの覇権に挑戦しています。
この支那敵視政策がどのようなことになるのか、まったく予想がつきません。支那の工作が成功してトランプさんが大統領の座から引きずりおろされて親中派が大統領になるかもしれないし、トランプさんの暗殺もありえます。
トランプ大統領が親中派に押し切られて支那敵視政策をうやむやのままに終わらせるかもしれないし、支那が全面的にバンザイして降参する可能性もあります。どのようなことになるにせよ、我々は最悪の事態を想定して、対策を考えておかなければなりません。
支那の人民解放軍はアメリカ軍よりも圧倒的に劣勢なので、支那の方からアメリカを攻撃することは想定しにくいです。アメリカ軍が支那の本土に攻め込んでベトナム戦争のように泥沼にはまることも。考えにくいです。結局、両軍の熱い戦いになるのではなく、冷戦状態が続くということになりそうです。
余談ですが、人民解放軍というのは国家の軍隊ではなく、支那共産党という政党が所有している軍隊です。ということは人民解放軍は、国民を敵から守る軍隊ではなく、共産党を内外の敵から守る軍隊だということです。
なお、北朝鮮の核兵器開発問題は、支那問題の付録のようなものです。今の流れのままで行けば、北朝鮮は核開発を放棄せざるを得ず、国連の査察も受け入れることになるでしょう。それを拒めばアメリカの正規軍が本当に攻撃するからです。この時に日本は、拉致被害者の救出を行わなければなりません。
アメリカと支那が冷戦をはじめれば、日本はアメリカに味方し支那と対峙することになります。アメリカと経済的な利害が大まかに一致するからです。さらに日本は、尖閣諸島や沖縄の領有権でも支那と争っています。
尖閣列島や沖縄を狙って、支那は日本に小規模な攻撃を仕掛けてくるかもしれません。本格的に日本に侵攻してきたら、支那軍はアメリカと戦わなければならなくなるので、その可能性は少ないと思います。
つまり、支那は日本に主として宣伝戦を仕掛けてくることになります。
以下はひと続きのシリーズです。
4月8日 5月に、トランプ大統領と金委員長が首脳会談をすることになった
4月9日 トランプ大統領は、とりあえず習近平に北朝鮮を抑えさせようとした
4月10日 トランプ大統領は、支那を外して直接北朝鮮と交渉し、核を放棄させようとしている
4月11日 最近まで、アメリカ人は支那をかわいそうな国だと思っていた
4月13日 支那は豊かになることによって自由な社会を作る、とアメリカ人は勘違いした
4月14日 支那に買われたアメリカの政治家やマスメディアは、今後もトランプ大統領に反対し続けるだろう
4月19日 アメリカと支那の冷戦がはじまると、支那が日本に仕掛ける宣伝戦はもっと激しくなる
4月20日 今のままでは、日本は支那の宣伝戦に耐えられそうにない
4月21日 日本は明治になるまで、支那の宣伝戦を経験しなかった
4月22日 日本人も外国人も同じ人間である、と思い込む習性が日本人にはある
4月24日 大乗仏教の影響で、日本人はウソの宣伝戦に騙されやすい
4月25日 支那の宣伝戦は、「国家は悪いことをする」と考える日本人の弱点を突いてくる
4月29日 憲法の本質的な議論を60年間避け続けてきたツケを、今ごろ払っている
5月1日 北朝鮮の核開発リスクは、従来からあるリスクにもう一つ追加されただけ