2016年、国連女子差別撤廃委員会が「天皇陛下の皇位継承権が男系男子の皇族だけにあるのは女性への差別だ」として、皇室典範の改正を求める勧告しようとしました。日本は事前にその動きを察知し強く抗議したため、国連女子差別撤廃委員会は勧告を撤廃しました。
支那は国連の組織を利用して、他国に対して様々な工作活動を行っています。ユネスコが南京大虐殺というありもしない捏造を世界遺産に登録したのも、支那の工作の結果です。国連人権委員会にも支那の工作の手が及んでいるために、2018年にトランプ大統領はここからの脱退を宣言しました。
日本に対して「女系天皇を認めよ」などと内政干渉も甚だしい失礼な勧告をしようとした国連女子差別撤廃委員会は、国連人権理事会の下部組織なのです。従ってこの勧告は、彼らが日本の伝統に無知だったからという単純な動機ではなく、明らかに支那の工作の結果です。
2013年にイギリスの王位継承法が改正されたので、それと同趣旨の「女系天皇」容認を勧告しても自然な感じで、支那の意図を隠すことができます。支那の意図は、女系天皇の問題によって日本を弱体化させることです。
女系天皇の問題点に気づかないために賛成している日本人がかなり多いので、まずは日本の国論を分断することができます。そして天皇陛下のご存在が日本を統合しているので、天皇陛下への信頼感を引き下げることによって、日本が弱体化します。
さらに、女系天皇が出現すれば、従来の天皇家の他に新たな一族が皇族になるわけで、双方の分裂抗争が起きます。君主の家系が複数できることが内乱に結びつくことは、歴史を見れば分かります。
日本でも壬申の乱や南北朝の乱などがありました。同じ天皇陛下から分かれた同じ男系の子孫どうしの抗争でもこれだけ紛糾したわけですから、二つの異なる男系のグループの抗争はもっとすさまじいものになるでしょう。
以下はひと続きのシリーズです。
12月21日 アメリカと日本のマスコミは、トランプ大統領の当選を予想できなかった
12月22日 隠れトランプの存在によって、マスコミが選挙予想を外した
12月23日 第二次世界大戦ごろからアメリカのグローバル化が始まった
12月24日 グローバル主義者は、固有の文化や習慣を破壊して均一の世界を作ろうとした
12月26日 アメリカは、また人種差別をするようになるだろう
12月27日 アメリカの支配層が総がかりでトランプの邪魔をした
12月30日 アメリカと日本のグローバル主義は、発想の基が違う
12月31日 アメリカのグローバル主義者は、人種・宗教差別は目的に反する、と考えている
1月5日 日本国憲法の男女平等の規定は、アメリカ占領軍が作った
1月8日 イギリスの王位継承法の改正に影響されて、女系天皇容認論が出てきた