今まで二カ月以上、朝鮮の国の形に関する私が知り得た知識を書いてきました。朝鮮の国柄を一言で言えば、「自立していない」ということです。
日本は、663年の白村江の戦いの敗北以来、支那や朝鮮と関わり合うことを避けてきました。従って朝鮮としては、日本が相手にしてくれない以上支那に頼るしかなく、「事大主義」を千年以上続けてきました。
19世紀後半になって日本は鎖国を続けることが出来ず、自国の安全を真剣に考えなければならなくなりました。地政学的に見て、日本の弱点は朝鮮半島がすぐ近くにあることです。朝鮮を強国が支配してそこに軍事基地を設ければ、日本の安全は脅かされます。
そこで日本は、朝鮮を自立させようとして支援を続けました。日清戦争と日露戦争を日本が戦った目的は、朝鮮を独立させることだったのです。ところが朝鮮は自立せず、日本はしかたなく朝鮮を併合しました。
日本の敗戦によって、今度はアメリカが日本と同じ役割を果たすようになりました。朝鮮はソ連・共産支那・北朝鮮の隣にあり、地政学上極めて重要なのです。南朝鮮が自由主義世界の橋頭堡となることを期待したのです。
そこでアメリカは日本と一緒になって様々な支援を南朝鮮にして、「シャキッとせい」と言い続けてきました。ところが南朝鮮はいっこうにシャキッとせず、アメリカと日本に文句ばかりを言っています。それは「自立する」ということがどういうことなのか分かっていないことから来ています。
アメリカも日本も疲れてきました。そこでアメリカは、東アジアの橋頭堡を南朝鮮から台湾に移そうとしています。私も「南朝鮮はもはやこれまで」と思っています。
今日本がすべきことは、本当の朝鮮の歴史を知り、日本人と朝鮮人が全く違うという事実を自覚することです。そのためには、「人間はみな同じで、個性や能力の差などない」という大乗仏教の教義の影響を捨て去ることも必要だと思います。
次に近代の国際関係の大原則である「民族自決」を徹底することです。自国の利益に反してまで友好的になってはなりません。
以下はひと続きのシリーズです。
11月9日 敗戦後に、手のひらを返したように、朝鮮人は反日になった
11月12日 アメリカ軍は、朝鮮人が自立できないことを知っていた
11月13日 南朝鮮は、日本に逃げてきた済州島民の引き取りを拒否した
11月14日 毛沢東は、自分に反抗的な軍人を始末するために、朝鮮戦争に参戦した
11月15日 朝鮮戦争当時の指導者は、個人的な利益のために戦争をした
11月16日 アメリカの支配者は、朝鮮戦争に勝つことを望んでいなかった
11月19日 なぜ朝鮮人は反日なのか、専門家の意見を紹介する
11月21日 実務を行っていた「親日派」を弾圧するわけにはいかなかった
11月22日 軍人政権時代は、南朝鮮の独立は自らが勝ち取ったものではない、と分かっていた
11月23日 為政者を選挙で選んだからといって、先進国になれるわけではない
11月24日 朝鮮は、民主国家になる二つの条件の両方を欠いている
11月25日 朝鮮人は、朝鮮は世界の中心だ、と考えるようになった