「朝鮮は世界の中心だ」と主張する小中華思想によって、日本人のことを野蛮人だとますます強く考えるようになりました。明治維新後に日本と朝鮮の関係が悪化した時、李氏朝鮮政府は、自国の女と日本人の性交渉を禁止しました。
日朝修好条規が締結された翌年の1877年の朝鮮は飢饉になり、多くの餓死者がでました。当時朝鮮南岸の釜山には、日本領事館の館員や商人などの日本人がいたので、餓えた女たちが日本人相手に売春をしました。
その結果、多くの朝鮮人売春婦が処刑されました。この様子を、拓殖大学教授の呉善花教授は、『韓国人から見た北朝鮮』で下記のように紹介しています。
「女たちは荒縄で縛りあげられ、小さな白羽の矢で耳の穴を刺し貫かれている。そして木枕に頭を乗せて仰向けに寝かせられ、喉元にナタのような刃物が当てられる。その上から槌を打ち下ろして首を切り落とすのである」(郵便報知新聞 明治10年10月2日より)
日本軍の周囲に自分からやってきて商売をしていた売春婦を、「日本軍が強制的に性奴隷にした」と朝鮮人はうそをついていますが、その背景にこのような極端な日本人蔑視があることは明らかです。
彼らは反日の理由を秀吉の朝鮮出兵や日韓併合のせいにしますが、本当は日本人に対する伝統的な蔑視からでたものです。この「小中華」の妄想によって、自国がどんな政界情勢の中に置かれているかが見えなくなり、様々な「外交音痴」を繰り返しています。文在寅政権などはこの典型です。GSOMIA破棄騒動の時に南朝鮮が示したアメリカ人と日本人への蔑視によって一人芝居をしたことなどは、この典型例です。
このように朝鮮人の反日というのは、日本人蔑視が形を変えたもので、その底には「朝鮮人は昔から優秀なのだ」という肥大した自己評価があります。
さらに、今の南朝鮮人は、南朝鮮はアメリカや日本のせいで堕落してしまったが、北朝鮮の方が朝鮮の伝統を守っている、と思っています。特に、朝鮮に宥和的というよりも、南朝鮮が北朝鮮に飲み込まれることを願っている文在寅には、この考えが顕著にみられます。
以下はひと続きのシリーズです。
11月9日 敗戦後に、手のひらを返したように、朝鮮人は反日になった
11月12日 アメリカ軍は、朝鮮人が自立できないことを知っていた
11月13日 南朝鮮は、日本に逃げてきた済州島民の引き取りを拒否した
11月14日 毛沢東は、自分に反抗的な軍人を始末するために、朝鮮戦争に参戦した
11月15日 朝鮮戦争当時の指導者は、個人的な利益のために戦争をした
11月16日 アメリカの支配者は、朝鮮戦争に勝つことを望んでいなかった
11月19日 なぜ朝鮮人は反日なのか、専門家の意見を紹介する
11月21日 実務を行っていた「親日派」を弾圧するわけにはいかなかった
11月22日 軍人政権時代は、南朝鮮の独立は自らが勝ち取ったものではない、と分かっていた
11月23日 為政者を選挙で選んだからといって、先進国になれるわけではない
11月24日 朝鮮は、民主国家になる二つの条件の両方を欠いている
11月25日 朝鮮人は、朝鮮は世界の中心だ、と考えるようになった