沖縄は8000年前から日本だった

沖縄に関しては、捏造された情報が多いために、多くの人は本当のことがわからなくなっています。そこでまずは、超大雑把な沖縄の歴史を書きます。

8000年ぐらい前から沖縄は縄文土器を作っていました。この時から沖縄は日本文化圏だったのです。本土の弥生時代から平安時代ぐらいの時期の沖縄の歴史はよくわかっていません。12世紀ぐらいから、沖縄には三つの王国(南山、中山、北山)が成立し、その100年ぐらい後に、三国はそれぞれが明に朝貢するようになりました。

明は江戸幕府との貿易を拒否したので、幕府は従来の沖縄のルートを使って貿易をすることになりました。1609年に薩摩藩の兵を沖縄に侵攻させ、琉球王を薩摩藩主に臣従させました。これは戦国時代によくあった、小さな大名が大きな大名に臣従してその家老した、というのと同じです。

薩摩藩は外見上は琉球王国を存続させましたが、実質的には自分の領土の扱いをしました。役人を沖縄に派遣し、沖縄全土の検地を行い、地図を作成し、西欧の船が沖縄に近づくのを警備したのです。これに対し、清国は役人を派遣せず何も支配をしていませんでした。

1879年に、明治政府は琉球王国を廃止して沖縄県を設置しました。これは明治政府が日本全土で実施した廃藩置県の一環で、本土と同じ扱いをしたということです。清国は属国を奪う行為だと抗議してきましたが、日本は、「清国が琉球の主権主張の根拠とする朝貢冊封は虚文空名に属するものだ」と反論しています。

大東亜戦争の末期、日本はポツダム宣言を受諾しましたが、その中に日本の領土を「本州、北海道、九州、四国及び周辺小諸島に限定するもの」という条項があります。中国は、「周辺小諸島の中には沖縄が含まれていないから、沖縄は日本ではない」、という主張をしています。

1951年のサンフランシスコ平和条約は、沖縄を日本領だと認めた上で、当面はアメリカが信託統治をおこなうと定めています。これに対して中国は、この条約は中国が署名していないから無効だ、と主張しています。

このように、中国は断片的な事実を寄せ集めて、「沖縄は日本ではない」という主張をし、様々な歴史戦を仕掛けています。最近の反米運動・普天間飛行場移転反対運動は、これらの工作の効果が出てきた、と理解することができます。以上が超大雑把な沖縄の歴史です。

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