ユダヤ人が唱えたから、社会主義はグローバルになった

ユダヤ人は、西暦70年にローマ帝国に逆らったためイスラエルから追放され、以後約1900年間、祖国を持たず異国を放浪していました。1948年にイスラエル共和国が建国され、ユダヤ人もやっと祖国を持つことができました。

イスラエル共和国が建国されるまでの長い間、ユダヤ人にとって、国家は彼らを利用するか迫害するかのどちらかでした。だから彼らに国家に対する忠誠心のあるはずがありません。このようなわけでユダヤ人はグローバル主義者です。ロスチャイルドなどの金融資本家の多くがユダヤ人なので、国際金融資本がグローバルに活動するのも当然です。

本来、社会主義や共産主義は、何が正しいかは賢明な一人が決めるという独裁主義の考え方で、それが私有財産の否定や計画経済などの経済政策と結合したものです。したがって、それ自体は、自国優先主義でもグローバル主義でもありません。社会主義や共産主義を主張した人や民族の性格によって、自国優先かグローバルか、が決まりました。

第一次世界大戦後に、ドイツのナチス党が唱えたのが、自国優先の社会主義です。ナチスの正式名称は、「国家社会主義ドイツ労働者党」です。戦前の日本でも自国優先の社会主義が流行りました。

マルクスはユダヤ人だったので、グローバル主義者でした。従って、彼が作り上げた社会主義や共産主義の理論は、グローバル主義と結びついています。ロシア革命は、マルクスの理論に基づいて行われた上に、ユダヤ人が主導した社会主義革命なので、その結果できたソ連は、グローバル主義でした。

ソ連がアメリカに工作をして社会主義を広めたので、アメリカの社会主義はソ連製で、その基はマルクスから出ています。従ってアメリカの社会主義はグローバル主義です。日本を占領したアメリカ軍の中にいた社会主義者は日本にグローバルな社会主義を広めました。そのために、戦前は自国優先の社会主義を信奉していた者は、戦後はグローバル主義に鞍替えしました。

日本の野党やアメリカの民主党など社会主義がかった政党がグローバル主義になるのは、ユダヤ人マルクスの考えた社会主義に影響を受けているからです。

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