世界は、日本・アメリカ・西欧・その他に分けられる

世界中の国は、日本、アメリカ、西欧、その他の諸国の四つに大きく分けることができます。その他の諸国の大部分は、国民が自由(Freedom)や誠の考え方を持たないために先進国にはなれない国々です。

その他の国には支那やロシアも入っています。この二つの国は相当強い力を持っていますが、自立していません。

帝政ロシアは、ドイツなど北欧系の人材や技術・資金に支えられていて、自立していませんでした。例えば、日露戦争当時の旅順要塞司令官だったステッセル将軍、駐日ロシア公使だったローゼン、財務大臣だったウィッテなど多くの人材が北欧ゲルマン系の出身でした。

ソ連のスパイで日本の軍事機密を盗み出したリヒアルト・ゾルゲの父親は、ロシアの石油掘削会社で働いていたドイツ人技術者でした。またトロイア遺跡を発掘したことで有名なシュリーマンは、ロシアの兵器産業に関与して財産を作り上げました。このように、当時多くのドイツ人技術者がロシアの基幹産業を支えていました。

そもそも当時の上流階級は、日常生活でもフランス語を話していました。ロシア語は、近代社会の生活をうまく表現できるほど成熟していなかったからです。また、高等教育はドイツの大学で受けていました。

革命後のソ連も経済的・技術的に自立できず、アメリカ政府の密かな支援がロシアを支えていました。第二次世界大戦でソ連がドイツと戦えたのも、アメリカの支援があったからです。アメリカの支配層としては、強いロシアと表面的に対立関係にあるほうが、彼らの商売に好都合でした。

ソ連が崩壊しプーチンのロシアが西側の干渉を排除して自立しようとした途端、西側の支援がなくなりロシア経済の実力が表面に出ました。今のロシアは天然資源が豊富にあるにもかかわらず、GDPは南朝鮮(韓国)より少ないのです。これを見ても、ロシアが自前でやっていける国家でないことが分かります。

・       人口             GDP
ロシア  1億4300万人       1兆2800億ドル
南朝鮮    5100万人       1兆4100億ドル
日本   1億2700万人       5兆5800億ドル

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