晩年の毛沢東は、パラノイアだった
毛沢東は、自分が陰謀を好むので、他人も自分に対して陰謀を企んでいる、と絶えず疑っていました。
毛沢東は、自分が陰謀を好むので、他人も自分に対して陰謀を企んでいる、と絶えず疑っていました。
離婚すれば、やはり毛沢東の威信を傷つけるので、江青を妻にしておくことで毛沢東は外聞を保つことができました。また江青を気に入らない部下たちを失脚させる道具にも使おうとしました。このような理由から、毛沢東は、江青が毛沢東の側近たちにキャンキャン言うのを放置しました。
毛沢東以外の者は、相手の弱点を掴んで離さず、その古傷を暴いて相手を責めたてます。ところが毛沢東はそういうことをしないで普通に接してくれるので、毛沢東を頼るしかないのです。このようにして毛沢東は相手を服従させ、利用しました。
李志綏の周囲は、彼の家族的な背景と政治的な過去を攻撃し、党籍をはく奪しようとまでしました。ところが毛沢東は、「君はほんの餓鬼だった」「問題は真心だ」と言って、李志綏の過去の重荷を取り払ってくれました。彼は舞い上がってしまい、毛沢東のためならどんなことでもしようと決意しました。
『毛沢東の私生活』を読んでいくうちに、支那共産党の幹部が中南海にまとまって住んでいる理由が次第に分かってきました。支那人は組織で仕事をせず、人間関係で仕事をするのです。
李志綏は、自分のキャリアを一歩進めるために共産党に入党する手続きをとりましたが、経歴や家族に疑惑が多く、なかなか認められませんでした。
昨日までの二日間、『毛沢東の私生活』の著者である李志綏の青年期までを詳しく書いてきました。彼の生まれや育ち、さらにはキリスト教の信仰は反共産...
『毛沢東の私生活』の著者である李志綏は、アメリカ式の教育を受けたため、客観的な視点で毛沢東や支那を観察できました
李志綏著の『毛沢東の私生活』を読むと、支那人の発想法・ものの考え方・人間への接し方について、よく分かります。
ユダヤ人が祖国を持つようになったので、「祖国を持たないユダヤ人が生き抜くために必死に頑張る」必要がなくなっています。そうなったらユダヤ人は、ただの平凡な民族になるかもしれません。