自国ファーストが近代社会の大原則

アメリカでも西欧でも、グローバリズムが衰退して、Freedomに基づいて自国ファーストを主張する勢力が力を増しつつあります。日本でもわずかではありますが、同じく自国ファーストの勢力が拡大する傾向にあります。

このような動きが起きたのも、グローバリズムによって不幸になるということを先進国の国民が気づいたからです。自国の産業が途上国に移転することでGDPが減少します。工場が外国に出ていかない場合でも、賃金の安い移民に仕事を奪われて、労働者は失業したり賃金が下がったりします。さらに、移民によって治安が悪化し、自国の伝統的な文化が破壊されます。

どの先進国でも上記のような現象が起きており、日本はアメリカや西欧と比べてまだましな方です。ところが、マスコミや学校などはこのような自国民を不幸にしている現象を無視し、自国ファーストが誤った考え方であり、「ヘイトだ」などと、相変わらず主張し続けています。

この結果多くの国民は、グローバリズムによって被害を受け、不満が溜まっているのにも関わらず、自分たちの抱いている不満が不当なものだ、と思い込まされています。しかし、自国ファーストは正しい考え方です。仲間である自国民を守り互いに助け合うのは、近代社会の大原則です。この大原則がFreedomであり誠なのです。

今、グローバリズムと自国ファーストの二つの考え方が激しく戦っています。私は、「自国ファースト」すなわち誠やFreedomの考え方が正しいということを、主張しようと考えます。そしてこの主張を「誠主義」と名付けました。

140年近く前に福沢諭吉が唱えた「脱亜論」は、Freedomや誠の考え方を持たない支那人や朝鮮人とは決別すべきだ、と主張しました。この主張は今でも通用するのですが、不十分なところがあります。

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コメント

  1. 哲学者 より:

    新大統領のバイデンはグローバリズムですよね。
    実際、現在のグローバリズムと言うのは、大企業が利益を貪り、多くの人々を奴隷化しようとするような側面がありますから、自国ファーストを訴え、グローバリズム批判をするトランプさんにそれなりの支持が集まっていくのも自然かと思いますね。
    しかし、「ナショナリズム」は既に崩壊した思想であり、ヒトラーと一緒と言われたらトランプさんは失脚するしかないのだと思います。
    ならば、どうすればよいのかと言うことになりますが、私が思うには、この戦いは「グローバル・コミュタリアニズム」と言う形で決着がつくのではないでしょうか?
    トランプを支持した人の何割かは、反グローバリズムを支持しているだけで、人権を無視したナショナリズムを支持している訳ではないのだと思います。
    また、国際協調主義自体が悪いわけではなく、搾取や悪平等が問題なのであり、多くの人が納得する形としては、「個人の幸福」を尊重するグローバル政府の樹立と言うことになるように思います。
    これが、世界規模で実現する前段階では、それぞれ一国レベルで、このような社会を作っていけば良いのだと思いますがいかがでしょうね。