西欧も、グローバリズムに対する反対が激しくなっている

欧州は、ドイツやフランスのような独立国を地方自治体のような下部組織に格下げして、その上にEUという統一国家を作ろうとしています。その組織がかなり胡散臭いです。
欧州議会(下院)
欧州理事会(上院)
欧州委員会(行政府)
欧州司法裁判所(司法)

欧州議会(下院)の議員は加盟国の国民から民主的な選挙で選ばれます。しかしこの議会は、欧州委員会(行政府)が作った法案を議決する権限しかなく、独自の法案を作れません。つまり欧州議会(下院)は、欧州委員会(行政府)の作った法案を可決するだけのロボットなのです。

さらに、加盟国の元首または首相で構成される欧州理事会(上院)が、欧州議会(下院)の行動をチェックする機能を果たしています。欧州委員会(行政府)は、加盟する各国から選ばれた27人で構成され、法律を執行するだけでなく、法案を作成する権限もあります。さらに、欧州の議会が制定したEU法は、加盟国の個々の法律より優先します。

上記のEUの組織を全体的に見てみると、加盟国の支配者たちが、EUというダミー組織を使って法を制定し、それをEU全域の5億人に押し付ける、という仕組みになっています。少数の賢明なEUの支配層が、「何が正しいかは自分たちが決める。一般国民は黙って従え」という仕組みで、これは社会主義です。

EUは、従来からの伝統的な国家・民族の枠組みを壊し、欧州全体を一つの国家にする体制なので、グローバリズムです。数年前、シリア難民が欧州に押し寄せた時、EUの支配層は難民を無制限に受け入れようとしました。これもグローバリズムの考え方に基づいた判断です。

一度EU域内に入った難民は、その後EUの好きなところに移動する権利があり、各国はそれを阻止する法的な権限がありません。シリア難民を大量に受け入れたことにより欧州社会が混乱し、グローバリズムのEUに対する欧州人の怒りが高まってきています。イギリスは遂にEUから離脱し、他の国でもEU離脱の世論が高まっています。

また、支那で発生した疫病が欧州諸国に大きな被害をもたらしたため、欧州でも支那を排除し、昔から欧州に住んでいる仲間を優先して守ろうとするようになっています。欧州でも、グローバリズムに対する反対が強まっています。

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