先進国と後進国の関係は、次第に悪化する

世界中の国々は、Freedomや誠の考え方が国民の間に普及している国々と、それ以外の国々の二つのグループに分けられます。

Freedomや誠は、血縁関係にない者でも同じ民族に属していれば仲間と考えるので、数千万人さらには億単位の人間の大集団を結束させ互いに助け合わせる力があります。また自分の役目を懸命に果たすことが正しいとも考えます。従って、Freedomや誠が普及している国は、豊かで安定した社会を作り上げ先進国になります。

国と国との関係も、基本的には個人同士の付き合いと同じです。国家間の付き合いを実際に行うのは大統領や首相という個人です。彼らは国内で個人同士が行っている付き合いと同じやり方で外交を行います。

Freedomや誠が国民の間で普及している先進国は、相手国が敵国やライバル国でなければ、助け合おうとします。Freedomや誠の考え方がない途上国は、相手国と助け合おうとせず、相手を利用しようとするだけで、時にはウソをつきます。

ではFreedomや誠を持った先進国とそんなものを持ち合わせていない後進国が接触して外交関係を持つとどういうことが起きるでしょうか。先進国は後進国と助け合おうとします。一方の後進国は、相手を利用しようとしてウソをついたりします。このような展開になるので、両者の関係は次第に悪化します。

日本と支那や朝鮮との関係は、この典型です。日本は大アジア主義の考え方に従って、両国と助け合って欧米に対抗しようとしました。しかしその結果は、相手に利用されただけでした。支那は英米と組んで日本と戦いました。朝鮮は、日韓併合を朝鮮の植民地化だと歴史を捻じ曲げています。そしてどちらもいまだに反日を繰り返しています。そのほうが自国の利益になるからです。

アメリカは、20世紀に入った頃から支那に大量の宣教師を派遣し、病院や学校を作りました。支那人がキリスト教徒になれば、幸せになれると考えたからです。1970年代には社会主義の支那と国交を回復し、資金的・技術的に様々な支援をしました。支那が豊かになれば、Freedomの考え方が支那に根付くと考えたからです。

ところが、支那はアメリカを利用して技術を盗み、アメリカ国内の工作活動を強化したため、トランプ大統領も遂に怒って、米中対立が深刻になっています。

日本とアメリカがこのような外交のミスを犯したのは、どちらもFreedomや誠の考え方を持たない民族と外交をした経験が無かったからです。日本は飛鳥時代に君主の名称を王から天皇に変えた時から明治になるまで、いかなる国家とも外交をしていませんでした。アメリカは最近できた国で外交の経験がありません。

西欧諸国は中世の時代から周辺を異教徒の国々に囲まれていたため、Freedomの考え方を持たない民族のことが分かっていました。そこで異教徒は別扱いすることにし、その方針をFreedomの考え方の中にも含めるようになりました。

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