文在寅は長じて共産主義者になり、北朝鮮の体制を賛美しています。そしてそのことを隠していません。朝鮮労働党(北朝鮮共産党)の秘密党員だという未確認の情報さえあります。さらに、自国の国益に反することを行っています。
文在寅の前の大統領たちがやっていたような従軍慰安婦・靖国神社・歴史認識問題などで騒いで日本に譲歩を迫るというのは、自国の国益を狙って行った行為です。また、国連が定めた北朝鮮への経済制裁に違反して南朝鮮が北朝鮮に禁輸製品を横流しするというのも、朝鮮の統一を図る行為であり、自国の国益から外れてはいません。
南朝鮮の駆逐艦が自衛隊の戦闘機にレーダー照射したのは、国連制裁を破っている事を隠す行為なので、彼らがやった理由も容易に理解できます。
昨年10月に、南朝鮮の最高裁判所が朝鮮人戦時労働者に対して日本企業に賠償を命じましたが、これに対して文大統領は適切に対処しませんでした。このあたりから、「はたして文大統領は自国の利益を守ろうとしているのか」と疑問を持たれるようになりました。
この件も、最初は日本をゆする手段として思いついた、自国の国益を図ったものでした。日本企業から2兆円ほどを脅し取って、それを南北統一の費用にあてようとしたらしいのです。
ところがこの件に関して、日本の政府の態度は予想に反して非常に強硬でした。朝鮮が日本企業の財産に強制執行したら報復措置をとる、と明言したのです。日本が報復を始めたら、国力のない南朝鮮は大きな被害を受けます。だから自国の国益を図るのであれば、南朝鮮政府が自ら賠償金を原告に支払い、この紛争自体を消滅させるべきだったのです。
ところが文大統領はこの問題を解決しようとせず時間を浪費しました。そのために文在寅は日本の信頼を失い、日本は戦略物資の輸出管理を強化するという南朝鮮経済にダメージの大きい処置を採ることを許してしまいました。
文大統領は、自分の判断が自国の国益を害していることを自覚しているはずです。多くの人が「文在寅はとんでもないバカだ」と言っていますが、私は違うと思います。弁護士の仕事をこなし、大統領にまでなった人物だからそれなりの理解力はあるはずです。