文在寅は左派の弁護士で、何度か投獄されている

文在寅は、朝鮮戦争中に北朝鮮から朝鮮の南岸に逃げてきた両親の長男として、南朝鮮で生まれました。学生時代から左翼運動をして、何度か逮捕投獄されています。司法試験に合格して弁護士になり、盧武鉉(ノ・ムヒョン)と合同法律事務所を作りました。この盧武鉉が2003年に大統領に当選し、文在寅はその最側近として活躍しました。

最近の南朝鮮の大統領とその任期を下記します。
金大中(キム・デジュン) 1998年~2003年
廬武鉉(ノ・ムヒョン)  2003年~2008年
李明博(イ・ミョンバク) 2008年~2013年
朴槿恵(パク・クネ)   2013年~2016年12月
文在寅(ムン・ジェイン) 2017年5月~

金大中大統領は、「太陽政策」を始めました。イソップ寓話『北風と太陽』に因んだもので、北朝鮮に対して経済援助と文化交流を行い、最終的に南北朝鮮の統一を図るという政策です。廬武鉉は金大中の太陽政策を継承した親北朝鮮派でした。南朝鮮は10年間、親北政策を継続していたのです。

その後の李明博と朴槿恵は「太陽政策」という無原則の北朝鮮支援政策こそ廃止し、核兵器の開発を中止することを条件とする支援に切り替えましたが、半島統一を目指す姿勢に変わりはなく、北朝鮮には宥和的な姿勢を取りつづけてきました。

この後に文在寅が大統領になって先輩の廬武鉉の親北朝鮮政策をグロテスクなまでに拡大しました。文在寅が大統領になってから急に親北朝鮮政策になったわけでなく、そこに至る前に親北朝鮮政策の長い伝統があります。

朴槿恵大統領までの南朝鮮は、北朝鮮に対して宥和的ではありましたが、南朝鮮の国益を明らかに損なうような政策はやっていませんでした。ところが文在寅は、南朝鮮の国益を害する政策を次々に繰り出しています。このような事実から、「文在寅は敗戦革命を行おうとしている」という見方が浮上しています。

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