中東で大戦争が起き世界を大災害が襲った後神の国が現れる、と多くのアメリカ人が信じている

アメリカには、聖書に書かれていることはすべて真実だ、と信じている熱心なキリスト教徒(福音派)が7000万人ぐらいいます。そしてトランプ大統領とペンス副大統領も福音派です。トランプ大統領は性格的に見て、少しは聖書に疑問を持っているかもしれません。しかし彼は政治家ですから、そういう態度を表に出さないでしょう。

では、聖書には何と書いてあるかというと、様々な予言が書かれています。予言の中には、ユダヤ人の王国が滅ぼされて住民多数が、北方に連れ去られるという予言も書かれています。その予言は2600年ほど前に実現しました。また、エルサレムが破壊され、ユダヤ人がパレスチナから追放されて世界中に離散する、という予言もあります。これも2000年近く前に実現しました。

聖書は、祖国を失い世界中に離散したユダヤ人は、また国を建てるとも予言していますが、これも実現しました。1948年にイスラエル共和国が建国され、これを潰そうとして束になって攻めてきたイスラム教諸国の軍隊を追い返したのです。

この時にアメリカの福音派は、「また聖書の予言が実現した」と感激したのです。その後イスラエルは軍備を増強して核兵器を持ち経済的にも成功しており、周囲のイスラム教諸国も簡単には手を出せないようになりました。

聖書の予言はまだ続きます。「ユダヤ人の国が栄え安定し、誰もが安心している時に、敵の大軍がユダヤ人の国に襲来するが、その時にものすごい地震が起きて敵軍が滅びる」「さらに天変地異や核兵器を使ったものすごい戦争が起きる」というのです。

もの凄い苦難の時期が続いた後、神を信じている者だけが生き残り、イエス・キリストが再臨し、神の国ができる、と予言しています。このような予言を信じているアメリカ人が7000万人いるのです。そして、彼らの意向がアメリカ政府を突き動かしています。

以下はひと続きのシリーズです。

6月28日 「イラン核合意」は中途半端

6月29日 イランは本気でイスラエルに対抗している

6月30日 イランは、中東のリーダーになろうとしている

7月1日 ユダヤ人もアメリカ人も、同じように、神から約束された地に移住した

7月2日 アメリカの正副大統領は、聖書に書かれていることはすべて本当だ、と信じている

7月3日 中東で大戦争が起き世界を大災害が襲った後神の国が現れる、と多くのアメリカ人が信じている

7月4日 アメリカがイスラエルを支援しているのは、宗教的な理由から

7月5日 イランとアメリカの間を仲介できるのは、日本だけ

7月6日 アメリカとイランの対立は宗教対立である

7月7日 「Bチームが日本のタンカーを攻撃した」という説がある

7月8日 イランの革命防衛隊がタンカーを攻撃した可能性もある

7月9日 イランの安定は、日本にとって非常に重要である

7月10日 ハメネイ師は、安倍総理と今後も話し合いを続けることを望んだ

7月11日 イランとアメリカの主張には、それぞれ弱点がある

7月12日 イスラム教によって中東をまとめることは、できない

7月13日 聖書の預言がいつ起きるのかは、分からない

7月14日 神様を召使いにする考え方

7月15日 アメリカでは、外国人も意見を述べることができる

7月16日 日本もそろそろ他国の世論を誘導する技術を磨いたほうがいい

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする