白川元日銀総裁は、仏教の信奉者
元日銀総裁の白川さんは、東大在学中に「民主社会主義研究会議」に所属して活動していました。これは今の民社党の系統の組織です。
元日銀総裁の白川さんは、東大在学中に「民主社会主義研究会議」に所属して活動していました。これは今の民社党の系統の組織です。
ものを所有すること自体が良くないと考える大乗仏教は、非常に特殊な宗教です。神道もキリスト教も儒教も、ものを所有すること自体が悪いとは考えていません。ただ盗んだり騙したりして、ものを不正な手段で得ることが良くない、と教えているだけです。
仏教は、大切なもの(家族、財産、地位など)が失われたときに感じる苦しみを避けるにはどうすればよいか、を教える宗教です。結論は簡単で、ものを最初から持たないようにし、ものを持ちたいという欲望を抑えればよいのです。経済的に豊かになり、周囲をもので囲まれた生活を送ることは、大乗仏教にとって望ましくないのです。
国会議員にとっては選挙に勝つことが全てなので、選挙民の意向を無視することはできません。選挙民が「日本経済はこれ以上の成長を望めないし、望まな...
民主党の幹部たちは、日本は経済成長するはずがないと思い込んでいました。民主党が白川さんを日銀総裁にしたので、彼は日本の経済を成長させる「お金じゃぶじゃぶ政策」を実施することを拒否し続けました。
竹中平蔵は、「日本経済はこれ以上の成長を望めないし、望まなくてもいい」なんてことを言う人、けっこういるみたいですね。僕には、とても不思議なことを言っているように聞こえるけれど・・・」と言っていました。
アベノミクスが進めている「お金じゃぶじゃぶ政策」は、人間の心理をインフレモードに変えて消費を促す政策なのに、消費税増税はそれと反対に消費意欲を減退させます。消費税増税の主張はアベノミクスの本質を理解していないか、それを潰そうとしているとしか思えません。
『男子の本懐』の著者である著者である城山三郎は、昭和初期に行った金本位制の復活が大失敗であり、そのために日本の恐慌とデフレが一層深刻になったことを知っていたはずです。それなのに金本位制復活を実施したありさまを描いたことを、私は納得していません。 それなのになぜ彼は、『男子の本懐』を書いて金本位制の復活に奮闘する姿を描いたのか、私はしっくりきませんでした。
自由主義経済の根底にはキリスト教の信仰から生まれた自由の考え方があり、マルクス経済学は唯物史観という哲学を基礎にしています。だから共産主義社会だったソ連と自由主義のイギリスとでは、人間の経済分野における行動が全く違っていました。
平均賃金が下がったことをどう理解するか? 安倍総理は次のように説明しました。「夫婦がいてご主人が勤めていて給与が40万だとする。奥さんは今まで働き口がなかったが、世間の景気が良くなってパートの職を得、10万円の給与を得たとする。夫婦の収入は50万円に増えたが、平均給与は40万円から25万円に減った。平均賃金が下がったのは、景気が上向いている証拠だ」。