アメリカの支配層が総がかりでトランプの邪魔をした
従来のグローバル主義と国益第一主義が激しく衝突したのが、2016年のアメリカの大統領選挙でした。トランプさんは共和党なので、グローバル主義者の多い民主党がトランプつぶしに励んだのは、当然でした。民主党だけでなく共和党の本流にもグローバル主義者が多数いました。
従来のグローバル主義と国益第一主義が激しく衝突したのが、2016年のアメリカの大統領選挙でした。トランプさんは共和党なので、グローバル主義者の多い民主党がトランプつぶしに励んだのは、当然でした。民主党だけでなく共和党の本流にもグローバル主義者が多数いました。
グローバル化したFreedomの考え方は、経済のグローバル化と人種・宗教差別反対がワンセットになっています。従って、経済のグローバル化を否定すると、自然に人種・宗教差別を主張するようになります。今後のアメリカはこの方向に向かっていくものと考えます。
第二次世界大戦前まで盛大に人種差別や宗教差別をやっていたアメリカが、戦後になって次第に人種差別や宗教差別を撤廃していきました。この運動の先頭に立ったのがマスコミで、最近のアメリカのドラマを見ていると、黒人の上司が白人の部下に指示する場面が多く出てきます。
グローバル主義者は、経済活動に邪魔になる世界中の法律や慣習を打ち破り、世界をノッペラボーの均一な社会にしようとしたわけです。
ルーズベルト大統領はアメリカ経済を立て直すために戦争を考えたのですが、国民を説得するためにアメリカ人の重視するFreedomという考え方を利用しました。
人には誰でも、自分の事を社会から脱落して落ちぶれた者だと他人から思われたくありません。自分がトランプ候補を支持していると分かると、相手は自分の事を社会の落伍者だと誤解する恐れがあります。そのために、選挙前に支持する候補者を聞かれてウソをつく人が多かったのです。彼らを「隠れトランプ」と言います。
2016年11月に行われたアメリカの大統領選挙は、予想外の連続でした。2015年6月にトランプさんが出馬表明した時は、みんな「泡沫候補がまた...
最近、世界中でマスコミや世論調査機関の予測が外れるという現象が多発しています。2016年6月にイギリスで、EUからの離脱の是非を問う国民投票が行われましたが、予想に反して離脱派が勝利し世界中がびっくりしました。
外国人に地方自治体の参政権を付与しようという国は日本以外にはほとんどありません。外国人に地方自治体の選挙権を付与する動きは、世界的に見て異常です。これは、日本人が大乗仏教の影響で、「人間はみな同じ」と誤解するようになってしまったのが原因です。
ヘイト・スピーチ法は罰則規定がない緩い法律なのですが、それでも問題があると私は考えています。