前回は昔から地元に住んでいた国民が移民をどう見ているかを書きましたが、今度は移民たちが何を考えているかを考えてみます。
生活の厳しい故国を逃れて西欧に住むことができた移民第一世代は、このような豊かな生活をさせてくれた西欧諸国に感謝をしていました。ところがその子供である二世になると違ってきます。
生活保護や様々な恩恵を国家から受けているのですが、二世にとってはそれが当たり前で特にありがたいとも思っていません。ましてや国籍を取得していれば、国民の当然の権利だと思っているだけです。
しかし二世はその国の言葉を満足に読み書きできず文化にもなじめず、仕事もなく、元々の国民から差別されているという被害者意識だけは旺盛に持っています。そして社会に対して敵意を持つので、犯罪に走ってしまいます。
西欧諸国の中でも移民問題が深刻なのが意外にもスウェーデンで、多くの学者やジャーナリストが注目して、移民問題をレポートしています。
第二次世界大戦で、ドイツ・フランス・イギリスなど西欧の主要国は軒並み大変な戦禍を受けましたが、スウェーデンは中立を堅持したので被害を受けませんでした。そこで戦後スウェーデンの産業は復興需要に沸き、人手不足になり外国人労働者を受け入れました。
そしてグローバル主義に染まって多文化主義を採用し、スウェーデン語を話せずスウェーデンの文化に敬意を持たない移民をも受け入れました。その結果、移民数は総人口の17%を占めるようになりました。
2015年のスウェーデンの犯罪件数は150万件で、絶対数が日本よりも多く、人口10万人当たりの犯罪率は日本の13倍です。特に性犯罪が多く、スウェーデンの人口10万人あたりの強姦事件発生率は、レソト、トリニダード・トバコに次いで世界第三位です。しかも強姦犯の77%は移民です。
スウェーデンと聞くと我々は、豊かで平和な先進国を連想しますが、実際は移民のせいでとんでもないことになっているのです。