外国人労働者が少子化の原因

留学生や技能実習生などの資格で日本に出稼ぎに来る外国人労働者が、日本人労働者と職を奪い合っているために、日本人労働者の収入が低く抑えられたままになっています。その結果、年収200万円未満の日本人男性が600万人、女性は1200万人います。

なんと働いている男性の6人に1人が年収200万円未満なのです。これでは結婚できません。30代前半の男性の47%、30代後半の男性の35%が未婚です。このあおりで、30代前半の女性の35%、30代後半の女性の24%が未婚です。

未婚の女性がみな結婚すれば、それだけで現在1.4の出生率が2.0になります。また子供一人の夫婦の80%、子供二人の夫婦の40%がもっと子供が欲しいと考えています。彼らが子供をこれ以上作らないのは、経済的に余裕がないからです。

日本の少子化の最大の原因は、年収の少ない日本人が多いことです。コンビニや飲食店の店員、建設現場の補助要員など留学生や技能実習生でもできる仕事に就いている日本人が外国人労働者と競争させられ、低所得を余儀なくされているために結婚できないのです。結局、少子化の最大の原因は、日本が外国人労働者を受け入れていることです。

多くの人は、少子化で人手不足になったから外国人労働者に頼らざるを得ないと言っていますが、これは説明が逆です。外国人労働者を日本に入れたために、日本の少子化が促進されてしまったのです。

日本人の賃金が高いから、コスト低減のために外国人労働者が雇われています。これは個々の企業にとっては合理的ですが、日本全体にとっては損になります。外国人労働者に賃金を払ったり、工場を賃金の安い国に移して日本人を解雇した分だけ、日本人全体としては所得を失ったことになります。

外国人労働者の流入を日本が国策として阻止すれば、今国内で起きている問題の多くを解決することができます。日本人の高い賃金を前提として生産性の向上に努めれば、企業も利益を出し続けることが出来ます。

こういう本質的なことに触れずに、少子化の原因を保育園が足りないためだと言ったり、食品添加物や女性の心理の変化のためだと言い訳をするのを聞くと、私は日本という国の基礎が相当劣化してきたな、と思わざるを得ません。

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