出稼ぎ労働者が西欧に住み着いてしまった

多国籍企業の資金援助によってグローバル主義の味方になった西欧の政府やマスコミは、「人種差別や偏狭な民族主義はいけない。各民族に固有の言語や文化を尊重しなければいけない」と宣伝を続け、多くの国民はその考え方に染まっていきました。

このグローバル主義の影響によって、外国人労働者の扱いが少しづつ変わってきました。外国人労働者は期限が来たら帰国することが前提になっていたので、家族を連れてくることは認められていませんでしたが、後に家族を呼び寄せることができるようになりました。

家族と一緒に住むようになれば、子供が生まれます。成長した子供は学校に行かせなければならず、病気になれば医療サービスを提供しなればなりません。こうして、最初は出稼ぎのはずだった外国人労働者は、着々と永住の態勢をとっていきました。

グローバル主義は、自分たち固有の言語や文化と異なる外国人を差別する排外主義に反対します。西欧諸国は、外国人労働者とその家族に自国の言語と文化を強制せず、故国の言語と習慣を守ったまま暮らして良い、という多文化主義を採用しました。そして彼らに永住権や国籍を付与していきました。

移住先の言語や文化を学ばなくても移住できるので、外国から移民(もはや出稼ぎ労働者ではなく、移民と呼ぶべきです)が西欧諸国に押し寄せました。政府は移民になったその瞬間から、失業手当や種々の社会福祉制度を彼らに提供しました。いまだかつてその国に対して何の貢献もしていない異邦人が、手厚い保護を受けるようになったのです。

外国語を習得するには、長期間の大変な忍耐と努力が必要です。その国の言葉を学ばなくても追放されないので、移民もなかなか言葉をマスターしようとしません。言葉を満足に読み書きできなければ、どの企業も雇おうとしません。かくして、移民は移住先の国の言葉を話せず、出身国が同じ仲間で集まって暮らし、失業手当をもらって昼間からブラブラするだけになりました。

もともとの国民が、このような移民の状態を見たら頭にくるでしょう。昼間から仕事をせずブラブラして、通りかかる女の子をからかっている連中を養うために、自分たちが払った税金が使われているのです。

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