キリスト教は、人間を区別する
キリスト教は、人間を区別する宗教であり、人間はもともと不平等に作られていると考える宗教なのです。従ってキリスト教の信仰から生まれたEquality(平等)という考え方は、適用範囲が狭いのです。
キリスト教は、人間を区別する宗教であり、人間はもともと不平等に作られていると考える宗教なのです。従ってキリスト教の信仰から生まれたEquality(平等)という考え方は、適用範囲が狭いのです。
欧米キリスト教社会の平等は、人間の不平等を前提にしています。キリスト教は、「神はそれぞれの人間になすべき使命を授け、それを成し遂げるために必要な能力や権限を与えた」と考えます。使命が人間によって異なるので、その達成のために必要な能力や権限も当然ながら異なります。
欧米諸国は、日本が人種差別撤廃を主張した時から、日本と議論するのではなく仲間はずれにし、問答無用で日本と距離を置こうとしはじめました。
『昭和天皇独白録』を読むと、昭和天皇が実に英明であられたことがよく分かります。複雑な国際情勢について大臣・重臣たちの報告を聞き、実に的確に状...
1918年、第一次世界大戦後のパリ講和会議において、国際連盟の規約に人種差別の撤廃を明記するべきだ、と日本が主張しました。この提案は、イギリスの自治領だったオーストラリアやアメリカ議会の強硬な反対で否決されました。
日本は日本人のものであり、無理をして外国人を仲間にする必要はない、ということを忘れないでください。
西欧は、移民の資質をチェックせずに誰でも移民として受け入れたために、母国の言葉や習慣を保持したままの移民が増えてしまいました。また移民に自国の言葉と文化を教え、自国に愛着を持たせようという方策も採りませんでした。
カラカラ帝は現実を考慮せず、自分が理想だと勝手に考えたことを強引に実現しようとし、やることなすことが失敗に終わりました。まるで東シナ海を「友愛の海」にしようとした鳩山由紀夫そっくりです。
カラカラ帝はローマの皇帝で、大浴場を作ったことで一般には知られています。塩野七生は『ローマ人の物語』で、「カラカラ帝は、ローマが滅んだ原因を作った」と厳しい評価を下しています。
ローマ人は、社会に奉仕をしようという気持ちを強く持っており、これがローマを大帝国に押し上げたのです。努力してローマ国籍を取得した者たちも、このような伝統を自分の守ることによって、エリート集団であるローマ人の仲間入りをしようとしたのです。