移民による西欧の惨状

古代ローマ帝国は、社会のために役立とうという考えを持っていたローマ人が、代々努力を重ねて築き上げたものです。ローマ人は属州民より税金や法的保護の面で優遇されていましたが、そういう特権にふさわしい優れた資質を持っていたのです。

ところがカラカラ帝が不用意に、特権にふさわしい資質を持っていない者が多い属州民をもローマ人として扱ってしまったために、ローマ人全体の資質が低下してしまいました。そして帝国は滅びました。

1800年前にローマ帝国で起こったことは、そのまま現代にも当てはまります。20世紀後半に、他人どうしが助け合うという自由・誠の考え方を持ち合わせていない途上国の住民が、貧しい母国を逃げ出して西欧に移住しました。その時西欧諸国は、単純労働者欲しさに、移民の資質を考えもせずに受け入れました。

古代ローマは属州民に国籍を付与したのであって、人が移住したわけではありません。だから、現代の西欧が自国の領内に異民族の移民を受け入れているということとは、厳密に言えば同じ現象ではありません。しかしどちらも、まったく異なる考え方を持っている人たちを自分たちの集団に加えるということで、本質的に同じ性質の問題です。

西欧は、移民の資質をチェックせずに誰でも移民として受け入れたために、母国の言葉や習慣を保持したままの移民が増えてしまいました。また移民に自国の言葉と文化を教え、自国に愛着を持たせようという方策も採りませんでした。

移住先の文化になじまない異分子が入り込んだために、西欧社会全体のレベルが下がっています。スラム街が出来てテロや犯罪が増えてしまい、もともとの西欧人が今頃になって移民排斥を声高に叫びだしました。

2015年にドイツのケルンで起きた事件を覚えている方も多いと思います。大晦日の夜、大勢の市民が街に出て新年を祝おうとしていました。その時にアラブやアフリカからやってきた約1000人の移民の若者たちが、多数のドイツの若い女性を襲い、強姦したのです。

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