日本を社会主義化するために、戦争を利用した
ロシア革命が起き、社会主義こそが人類の理想だという風潮が起きてくると、日本を社会主義化することが目的になってきました。その手段として「戦争に勝つために物資を統制する」というように、戦争が利用されるようになりました。
ロシア革命が起き、社会主義こそが人類の理想だという風潮が起きてくると、日本を社会主義化することが目的になってきました。その手段として「戦争に勝つために物資を統制する」というように、戦争が利用されるようになりました。
日本の外交官も軍人もその多くがこの状態にうんざりして早急な和平を望んでいたのに、和平は実現しませんでした。日本の側に和平の実現を望まない勢力がいたのです。
三木清という哲学者(作家?)がいて、戦後に『人生論ノート』というベストセラーを書きました。彼は戦前、昭和研究会に入っていて、社会主義政策を近衛首相に提案していました。
マルクス主義は、民族などというものは支配者が自分の都合の良いように作り出した幻想であり、そんなものは存在しない、と考えます。ソ連も民族を基礎...
一国のリーダーに必要なのは、一つの理念を強固に持ちながらも現実には柔軟に対応することです。ところが近衛文麿は自分の確固たる思想的な基盤がありませんでした。
尾崎秀実という朝日新聞に記者で近衛文麿首相の私的顧問だった者は、実はソ連のスパイだったのです。
前回は、逮捕された日本共産党員が獄中で転向した、という話をしました。今回は、この転向した者たちがその後どうしたのか、ということを話します。 ...
獄中の社会主義者が日本共産党との決別を宣言することを「転向」と言います。以後は普通の人になったかのような印象を受けますが、実際はマルクス系の社会主義から非マルクス系の社会主義に乗り換えた者が大部分です。
陸軍の幹部が、企業や土地の国有を主張していました。
昭和初期、金で票を買うという腐敗行為が今とは比べようがないほど、盛んにおこなわれていました。そのために、国民は政党政治にうんざりしてしまいました。