キリスト教・神道と仏教は目的が正反対
キリスト教と神道は健康で満ち足りた生活を実現することが目的であるのに対し、仏教はものを持つことが苦の原因だとしてそれへの執着を断つことを目的としています。キリスト教・神道と仏教は、信仰の目的が正反対なのです。
キリスト教と神道は健康で満ち足りた生活を実現することが目的であるのに対し、仏教はものを持つことが苦の原因だとしてそれへの執着を断つことを目的としています。キリスト教・神道と仏教は、信仰の目的が正反対なのです。
2009年に鳩山由紀夫首相は国連で、「日本は温室効果ガスを25%削減する」と宣言して列席しました。この時多くの日本人は、「日本の経済に対してどれだけの悪影響があるのだろう」と非常に心配しました。他方、鳩山首相を支持する日本人もたくさんいました。彼らは汚れた現世を浄土にしようという目的を高く評価しする一方、経済的に貧しくなることへの恐れを感じなかったのです。
元日銀総裁の白川さんは、東大在学中に「民主社会主義研究会議」に所属して活動していました。これは今の民社党の系統の組織です。
ものを所有すること自体が良くないと考える大乗仏教は、非常に特殊な宗教です。神道もキリスト教も儒教も、ものを所有すること自体が悪いとは考えていません。ただ盗んだり騙したりして、ものを不正な手段で得ることが良くない、と教えているだけです。
仏教は、大切なもの(家族、財産、地位など)が失われたときに感じる苦しみを避けるにはどうすればよいか、を教える宗教です。結論は簡単で、ものを最初から持たないようにし、ものを持ちたいという欲望を抑えればよいのです。経済的に豊かになり、周囲をもので囲まれた生活を送ることは、大乗仏教にとって望ましくないのです。
国会議員にとっては選挙に勝つことが全てなので、選挙民の意向を無視することはできません。選挙民が「日本経済はこれ以上の成長を望めないし、望まな...
民主党の幹部たちは、日本は経済成長するはずがないと思い込んでいました。民主党が白川さんを日銀総裁にしたので、彼は日本の経済を成長させる「お金じゃぶじゃぶ政策」を実施することを拒否し続けました。
竹中平蔵は、「日本経済はこれ以上の成長を望めないし、望まなくてもいい」なんてことを言う人、けっこういるみたいですね。僕には、とても不思議なことを言っているように聞こえるけれど・・・」と言っていました。
アベノミクスが進めている「お金じゃぶじゃぶ政策」は、人間の心理をインフレモードに変えて消費を促す政策なのに、消費税増税はそれと反対に消費意欲を減退させます。消費税増税の主張はアベノミクスの本質を理解していないか、それを潰そうとしているとしか思えません。
『男子の本懐』の著者である著者である城山三郎は、昭和初期に行った金本位制の復活が大失敗であり、そのために日本の恐慌とデフレが一層深刻になったことを知っていたはずです。それなのに金本位制復活を実施したありさまを描いたことを、私は納得していません。 それなのになぜ彼は、『男子の本懐』を書いて金本位制の復活に奮闘する姿を描いたのか、私はしっくりきませんでした。