南朝鮮が戦時労働者に対する賠償を求めたり、自衛隊機にレーダー照射をしたりしたことに怒った日本政府は、「フッ化ポリイミド」「レジスト」「フッ化水素」の三品目の輸出手続きを変更しました。これらは半導体や有機ELディスプレーの製造に使用されます。
これはWTOの21条に基づく制裁ではありません。信用のある国(ホワイト国)に対しては、輸出許可手続きを簡略化していますが、南朝鮮は信用できないという理由でホワイト国から外し、個々の取引ごとに可否の審査を行うという本来の手続きに戻すというだけのことです。
つまり、これらの三品目はサリンなどの化学兵器や核兵器の製造にも転用されるので、取り扱いを注意する品目なのですが、南朝鮮はこれを北朝鮮やイランに横流しするという国連制裁に違反することをやっている疑いがあり、いちいちきちんと使用状況を説明させるようにした、ということです。
これは日本国内の事務手続きの変更なので、外国が口をはさむべきことではありません。南朝鮮はWTO違反だと主張していますが、これは誤解なのでWTOに訴えても相手にしてもらえません。実際、WTOの総会で南朝鮮の主張は相手にされませんでした。
では事態がエスカレートして、日本がWTOの21条に基づいて、戦略物質の南朝鮮への具体的な輸出案件を認めなかったらどうなるのでしょう。21条は、自由貿易の原則を守らないでよい例外として、特に核分裂性物質又はその生産原料である物質の輸出が自国の安全保障に問題がある場合を上げています。従って21条を素直に解釈すれば、日本は勝つはずです。
ただ私は、日本の担当者がFreedomの考え方を理解していないためにきちんとした対応を取らないのではないか、と心配しています。仏教用語の自由を訳語に宛てたために、多くの日本人はFreedomを「周囲を気にせずに、勝手気ままに振る舞っても良い」という意味だと思っています。
そのために、勝手気ままに振る舞っている相手の方が正しく、それを阻止しようとする自分が間違っているのはないかと考え、その結果、自分のやっていることに自信が持てなくなってしまう可能性があるのです。