ソ連の工作機関が、アメリカを戦争に誘導していった
前回までに説明したように、昭和初期の日本人は世界情勢を理解せず、ヘマばかりをしていました。日露戦争までの日本の指導者は非常に優秀だったのに、...
前回までに説明したように、昭和初期の日本人は世界情勢を理解せず、ヘマばかりをしていました。日露戦争までの日本の指導者は非常に優秀だったのに、...
日本は、蒋介石という弱い敵との戦争を終わらせるために強敵のアメリカと戦うという、子供でもやらないような愚かな戦略をとりました。
戦前の日本の勢力圏を示した地図を見るとその広大さに驚きます。大日本帝国は、まさに大帝国だったのです。
社会主義は、資本主義社会の人間は利己的だから、心正しく賢明な国家のリーダーが大衆に命令をするしかない、と考えます。利己的な者たちが集まって多...
Freedom(自由主義)の考え方は、宗教改革が起きた16世紀初めにはすでにあり、500年以上の伝統があります。一方の社会主義は、フランス革命(1789年)後の19世紀になってその存在がはっきりしてきました。マルクスが『資本論』を書いたのは、1867年です。
第一次世界大戦のとき、西欧諸国は統制経済(社会主義経済)を始めました。西欧諸国のほうが統制経済の先輩格で、西欧を視察した日本の軍人や政治家たちが日本にも統制経済を導入しようとしたのです。
多くの人は、社会主義をマルクスが唱えた思想だと考えています。この社会主義は、個人が資本を所有することを認めませんが、働きに応じて報酬を受けとることは認めます。
戦争に負けるまでの昭和初期20年間の日本は、かなりの重度の社会主義国家でした。この事実を、これまでもこのブログで簡単に触れてきましたが、ここ...
アジアの中で、国民全体が仲間となって助け合う(Freedomあるいは誠)という考え方を持っているのは、日本人だけです。だから日本だけが、19世紀の危機を乗り越えることができたのです。
孫文はかつての同志から「大ボラ吹き」と言われて嫌われていました。日本が相手にしなくなったので金に困った孫文は、資金欲しさにソ連の提案を受け入れました。