西欧では、伝統的な仲間意識が破壊されたが、それを取り戻そうとしている
外国から移民が西欧に押し寄せて社会的に大きな問題が起きたことによって、多くの国民はキリスト教など伝統の文化を共有する同じ民族だけが仲間であり、その範囲のなかで互いに助け合おう、という考え方に戻りつつあります。
外国から移民が西欧に押し寄せて社会的に大きな問題が起きたことによって、多くの国民はキリスト教など伝統の文化を共有する同じ民族だけが仲間であり、その範囲のなかで互いに助け合おう、という考え方に戻りつつあります。
人間は、ミラー・ニューロンを発達させ、道徳を作り、自然に人助けをする性質を身につけて、他人と仲良くできるように長年にわたって努力してきました...
6、ミッションスクールだけでなく、教団の経営する病院も「帝国主義の手先」として、支那人学生の焼打ちに遭うことが珍しくない。布教活動をせず地域...
『暗黒大陸 中国の真実』に書かれている内容は、著者あるいはその知人が経験したり見たりしたことばかりで、非常に具体的です。その一部を下記に略述...
宣教師たちは、「支那人に教育や医療を無料で与え、衣食を恵んでやれば、キリスト教の信者になるだろう」という戦略で臨みました。ところが支那人には「感謝をする」という発想がなく、「カモが来た」と思ったわけです。
支那に行った8000人の宣教師の多くは、宣教活動がうまくいかず、支那人や支那政府から「恩を仇で返す」ひどい扱いを受けました。普通ならこの段階で支那がすっかり嫌いになり、アメリカに帰るところです。
移民の流入を嫌がったイギリスでEU離脱論が起こり、2016年にその賛否を問う国民投票が行われました。EUから離脱すると関税が復活するなどイギリスは経済的に不利になるので、イギリス国民はEU離脱を望まないだろう、と多くのマスコミは予想しました。ところが蓋を開けてみると、EU離脱派が勝ってしまいました。イギリス人は少々の経済的不利益を受けても移民を排斥するほうを選んだのです。
移民に寛大なグローバリスト・経済的自由論者も、移民を排斥する民族主義者・保守派も、共にキリスト教の信仰から生まれたFreedomに基づいて、彼らの主張を組み立てています。発想の根っこは同じですが、その解釈が違うので、正反対の結論がでてしまったのです。
仲間を助けようという隣人愛の心からすることであれば、既存の法律や価値観を破っても構わない、というのがFreedom(自由)の考え方です。製品を安く売って仲間を助けるためであれば、民族という枠組みを壊してもやむを得ないという考え方も、成り立つのです。
前回は昔から地元に住んでいた国民が移民をどう見ているかを書きましたが、今度は移民たちが何を考えているかを考えてみます。 生活の厳しい故...