ロシア軍がウクライナに攻め込んだのが2月24日なので、今日でおよそ1か月になります。ロシア軍が侵攻する前は、「ロシアがウクライナに侵攻することなどありえない」という見方が圧倒的でした。
ロシア軍が侵攻する直前に、バイデン大統領やホワイトハウスのサキ報道官が、「ロシア軍は北京冬季オリンピックが終了する前に本当に侵攻する」と言い出しました。北京冬季オリンピックの閉幕が2月20日で、その前の2月17日が危ない、というのです。
ところが2月20日に北京冬季オリンピックが終わっても何も起きなかったので、アメリカ政府の発表はウソだったのだ、と私は思いました。私と同じように、「どうせアメリカのプロパガンダだろう」と考えた人が多かったと思います。また、本当にロシア軍が侵攻したら、あっという間にウクライナ全土を占領するだろう」と思われていましたが、この予測も見事に外れました。
私は、ロシアとウクライナについては何の予備知識もなく、実際にロシア軍が侵攻を始めた時は、ただ唖然としていただけでした。それから1か月間、私はこの戦争に関する情報を私なりに集めてみました。私は当然ながらこの戦争の本質をいまだに理解できていませんが、少なくとも欧米や日本のマスコミが流している、「ウクライナ善玉」「ロシア悪玉」というような単純なものではない、と感じるようになりました。
合理的に考えるとどうにも納得できないことが、たくさん報道されています。
一般人に本当のことを知らせない、としている動きがあるようです。ロシア軍は、ウクライナ全土の占領を考えているとしたら、非常識極まりないことをやっています。ところが、ロシア軍が軍事のイロハに反することをやっている、ということを、マスコミは報道していません。ロシアは最初からウクライナの占領など考えていないのかもしれません。
ウクライナのゼレンスキー大統領はユダヤ人です。アメリカの国務長官のブリンケンも国務次官のヌーランドもユダヤ人です。ロシアのオルガルヒ(新興成金)の多くもユダヤ人です。彼らはプーチンにやっつけられて恨みをもっています。このユダヤ人連合がプーチンを締め上げようとしているわけですが、このことはあまり報道されていません。
ウクライナの政治は腐敗していて汚職が蔓延しているので、一般のウクライナ人は政府を信用していません。ところが、ゼレンスキー大統領の支持率は90%を超えている、と報道されています。本当なのでしょうか。いまマスコミでは、ロシアの腐敗を盛んに報道していますが、腐敗ということでは両国とも良い勝負です。
ウクライナもロシアも、自国の正当性を主張して相手を批難しています。しかし、ウクライナの主張もロシアの主張も共に、ウソと本当が入り混じっています。それを見極めれば、ホントは何が起きているのかが、分かってくると考えています。