消費税は、平成とともに始まった

昨日までのブログの記事で、経済的自由主義のことから最後には「自由とは何か」というところまで書いてしまいました。この記事を書いている間にも、世の中が変化しました。令和にはいってからの変化のスピードがものすごいですね。そこで、今話題になっているテーマをしばらくの間、書こうと思います。

まずは消費税の増税を書きます。このままいくと10月から消費税が10%になってしまいます。これは日本に大きなダメージを与えるので、そのことを皆さんにお伝えしたい、と私は思っています。

消費税の細かいことを意外と我々は忘れているので、まずは消費税の概略から始めます。
1989年(平成元年)に、消費税という税制が始まりました。
平成の幕開けと同時に消費税が始まり、その直後にバブルがはじけました。税率は3%で、行った総理は自民党の竹下登です。

1997年(平成9年)に、消費税を5%に増税しました。実施した総理は、自民党の橋本竜太郎です。これより3年前の1994年に、村山富市内閣(自民党・社会党・他の連立内閣)が消費税率アップを可決し、それが1997年に実施されたのです。

2014年(平成26年)に、消費税を8%に増税しました。実施した総理は、自民党の安倍信三です。これより2年前の2012年秋、民主党の野田総理は自民党の安倍総裁に対して、「自分が総理を辞職して衆議院を解散するから、そのかわり消費税の増税案を認めてくれ」と政治上の取引を持ちかけました。これに対し野党の自民党と公明党が了解して法案が成立しました。この直後に実施された衆議院選挙で、民主党が大敗し、自民党の安倍晋三内閣が成立しました。

この税率アップは消費税法を改正することで行われました。この時の改正では、2014年に8%に増税し、2015年には10%に増税することが規定されていました。2014年の8%へのアップは予定通り行われましたが、2015年に予定されていた10%へのアップは、二度にわたって先送りされ、最終的に2019年10月に実施することになっています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする