軍事同盟か、傭兵契約か
自民党の憲法改正に対する態度は、不真面目です。自民党の大方針の一つが憲法改正のはずですが、結党以来64年も経っているのに未だにそれを実現していません。それは、裏では9条をアメリカとの交渉カードとして使っているからです。
自民党の憲法改正に対する態度は、不真面目です。自民党の大方針の一つが憲法改正のはずですが、結党以来64年も経っているのに未だにそれを実現していません。それは、裏では9条をアメリカとの交渉カードとして使っているからです。
自分の国を自分で守れない日本を納得させるには、アメリカが日本を守ってやらなければなりません。これが日米安保条約です。即ち憲法9条による日本の非武装と安保条約は、セットなのです。
軍事同盟というのは、仲間が攻められたら、助太刀に駆けつけるという約束です。トランプ大統領から見たら、日米安保条約は軍事同盟ではなく、いびつな傭兵契約です。
Freedomは、「正義のためには法律を犯してもやむを得ない」という考え方ですが、Freedomの訳語だと称する「自由」には、このような考え方がありません。満員電車の中で騒いで注意されて、「それはオレの自由ではないか」と反論する場合、自分のしている事が正しいと考えているわけではありません。単に外部からの圧力に反発しているだけです。
南朝鮮が戦時労働者に対する賠償を求めたり、自衛隊機にレーダー照射をしたりしたことに怒った日本政府は、「フッ化ポリイミド」「レジスト」「フッ化...
アメリカのすることを観察する時に、Freedomの視点を忘れると、おかしな結論が出てしまいます。多くの日本人が、「トランプの行動は予測不能だ」と考えるのは、Freedomを理解していないからです。
WTOは、「敵に塩を送るなどというバカげたことをしなくて良い」と考えています。
トランプ大統領は、選挙時の公約をまじめに実施しました。「トランプ大統領は何をするか予測不能だ」と言う人は、彼が公約を実施するはずがないと思い込んで、公約の存在など念頭になかったからでしょう。
トランプさんは2016年の大統領選挙の時に、「アメリカ人有権者とのドナルド・トランプの契約(Donald Trump’s Contract with the American Voter)」という選挙公約を公表しました。
アジアの中で、国民全体が仲間となって助け合う(Freedomあるいは誠)という考え方を持っているのは、日本人だけです。だから日本だけが、19世紀の危機を乗り越えることができたのです。