
『毛沢東の私生活』を読みました
李志綏著の『毛沢東の私生活』を読むと、支那人の発想法・ものの考え方・人間への接し方について、よく分かります。
李志綏著の『毛沢東の私生活』を読むと、支那人の発想法・ものの考え方・人間への接し方について、よく分かります。
第二次世界大戦後、アジア諸国は次々と独立していきました。これは日本軍がアジアの植民地から、イギリス・フランス・オランダの軍隊を追い払ったため...
「日本は大東亜戦争に負けたが、日本が戦争したおかげでアジア諸国は独立することができた」とよく言われます。その通りなのですが、この戦争で日本全土が焦土となり、300万人以上の日本人が亡くなりました。他国を独立させるということが、このような大きな犠牲と引き合うほど日本にとって価値のあることだったのでしょうか。
日本は大乗仏教の発想から、人種差別をしてはならない、と信じていました。しかし欧米諸国はキリスト教の発想から、異教徒のアジア人たちをキリスト教の信仰に導いて救ってやろうとしていました。
大乗仏教の教義は非常にややこしく一般の常識とはかけ離れています。これをあえて簡単に説明すると、「すべての人間はまったく同じである。皮膚の色も性格も才能も何もかも、まったく同じである」というものです。
帝国主義は非常に悪いイメージが定着していますが、欧米列強からしたら、隣人愛というキリスト教の教えに基づく立派な行為です。異教徒にキリスト教のありがたさを教えようとしたのです。
キリスト教は、人間を区別する宗教であり、人間はもともと不平等に作られていると考える宗教なのです。従ってキリスト教の信仰から生まれたEquality(平等)という考え方は、適用範囲が狭いのです。
欧米キリスト教社会の平等は、人間の不平等を前提にしています。キリスト教は、「神はそれぞれの人間になすべき使命を授け、それを成し遂げるために必要な能力や権限を与えた」と考えます。使命が人間によって異なるので、その達成のために必要な能力や権限も当然ながら異なります。
欧米諸国は、日本が人種差別撤廃を主張した時から、日本と議論するのではなく仲間はずれにし、問答無用で日本と距離を置こうとしはじめました。
『昭和天皇独白録』を読むと、昭和天皇が実に英明であられたことがよく分かります。複雑な国際情勢について大臣・重臣たちの報告を聞き、実に的確に状...