
競争の方が計画より効率が良い
ハイエクは、計画経済が有効なのは単純な社会だけで、社会が複雑になれば競争が効力を発揮する、と言っています。
ハイエクは、計画経済が有効なのは単純な社会だけで、社会が複雑になれば競争が効力を発揮する、と言っています。
ファシズムの国家社会主義もマルクス系の社会主義も、共に国家が経済を統制しようとする考え方なので、ハイエクはどちらの社会主義も結局は同じ考え方だと書いています。
われわれ人間は、目や耳から入ってきた外部に関する新たな情報を取り入れて、従来の分類の体系を修正し、いま外界がどうなっているかを認識します。つ...
自宅で地震が起きたことを知った母親は、学校に行っている子供が大丈夫か心配になります。つまり地震という分類と子供という分類は繋がってます。
人間は白紙の状態で外界に対峙しているわけではなく、すでに分類の体系を頭の中に備えています。つまり外界を色眼鏡で見ています。
ハイエクは、人間の脳の働きを研究して『感覚秩序』(1952年出版)という脳科学の本を出しました。今から70年近く前で、当時の経済学者はその内...
ハイエクは、大学に行くときに心理学を勉強しようと思ったぐらい、心理学に関心がありました。長い間、人間の脳の働きを研究して最後には心理学・脳科学の本まで出してしまいました『感覚秩序』(1952年出版)。
ハイエクは国家が市場経済に介入する社会主義(ソ連のマルクス系社会主義及びナチスの国家社会主義)に反対し、徹底的な自由主義経済を主張したため、「右翼」だと思われ、彼の学説は永い間無視されていました。
19世紀まで、物の価値は「流した汗の量に比例する」と考えられていました。ということは、下手な画家が描いた絵と天才的な画家の作品はその絵を描くのに要した労力が同じなら同じ価値がある、ということになります。
公共投資を行えば需要が増えて景気が良くなることは、誰でも理解できます。しかし税金を使った公共投資をいつまでも続けたら借金が増えるので、いつか...