豪州が中国を怒らせた
中国がウイグル人をジェノサイドしていることを、欧米諸国は事実であると認定をしています。その結果、欧米諸国と中国との関係が悪化しています。一方...
中国がウイグル人をジェノサイドしていることを、欧米諸国は事実であると認定をしています。その結果、欧米諸国と中国との関係が悪化しています。一方...
人は誰でも社会によって保護されています。だから人は、保護されたことに対して対価を支払わなければなりません。社会が攻撃され滅びようとしているときにそれを見過ごせば、自分を守ってくれるものがなくなってしまいます。
ミルが書いた『On Liverty』の冒頭に、「国家や社会は、個人に対して権力を行使できる。ただしそれには限界がある。」と書いています。Freedomは、国家や社会が個人に権力を行使することを認めているのです。
ミルは民主主義についても書いていますが、その内容は今でも参考になります。19世紀後半のイギリスでは、議会制民主主義が既に確立していました。また、社会主義の勢力が大きくなり、また男女平等の運動も大きくなっていました。要するに、現代と同じような社会になっていたからです。
私は、アトキンソンさんが書いた文章を読んだり、今回のパンデミックの際に日本が「お願い」ベースの緊急事態宣言しか出せなかったことを見たりして、「日本人は、私権を制限することはあってはならない」と思い込んでいることを、改めて強く感じました。
「政府の権限が弱く、強制できない」という日本の弱点は、「政府が介入して私権を制限することは違法だ」という発想が蔓延しているからです。
失政のために失脚しそうになった毛沢東が仕掛けた権力闘争が、文革です。
菅元総理の経済顧問だったイギリス人のアトキンソンさんは、「政府の権限が弱く、強制できないこと」が日本の弱点だ、と言っています
その国の体制を守ることが軍隊の役割の一つなので、その国の体制の在り方に従って軍隊の行動も異なります。アメリカとフランスは、Freedomを大原則にしています。だからこれらの国の軍人たちは、Freedomを守ることを自分たちの役目だと考えています。
アメリカの退役将軍たちは、バイデン大統領への手紙の中で、彼を認知症ではないか、などと失礼なことを書いています。