国によって軍隊の役割が違う

フランスとアメリカで、軍人たちが自国の大統領に文句をつけるという、異常なことが起きています。二つの国でほぼ同時に起きているので、両者には何らかの連絡があったのかもしれません。

日本のマスコミはこの二つの事件を完全に無視しています。それは、日本のマスコミが軍事的なことを記事にすることを嫌がる傾向からです。また、せっかく報じても、読者がその記事の重要さに気が付かないので、余計に報道しない、という理由もありそうです。

私はこの二つの事件を、いくつかのユーチューブ動画を見て知りました。動画の作者は、海外留学の経験があったり、現に海外に住んでいたりしていて、海外経験が豊富です。そのために、戦後の日本で蔓延している軍事に対する偏見がなく、いま両国で起きている事の重大さを素直に感じることができたようです。

どこの国の国民も、外敵から自分たちを守り、また今の社会体制を守ることを、政府に求めます。だから政府はその要求に応えるために、軍隊を持ちます。つまり軍隊の役割は、外国の軍隊と戦うことと、国内の反乱勢力と戦うことの、二つです。

その国の体制を守ることが軍隊の役割の一つなので、その国の体制の在り方に従って軍隊の行動も異なります。かつてのソ連は、社会主義的全体主義国家だったので、ソ連軍は全体主義に反対する自国や衛星国の国民を弾圧しました。今の中国は、共産党という利権集団が支配している体制なので、人民解放軍はこの利権を守るために活動しています。

開発途上国の多くは、国を近代化して豊かになることを目指しています。このような国では効率的で近代的な組織は軍隊しかないので、軍隊が実質的に国家の近代化を推進します。その過程で旧来の勢力を弾圧するわけです。このような国を外部から見ると、軍事独裁国家のように見えます。

アメリカとフランスは、Freedomを大原則にしています。だからこれらの国の軍人たちは、Freedomを守ることを自分たちの役目だと考えています。また、Freedomは、軍事力によって仲間である国民を守ること、を重視します。だから余計に軍人たちは、Freedomを守ろうとします。

アメリカでもフランスでも、社会主義やグローバル主義の勢力が強くなり、Freedomと激しく戦っています。彼ら軍人たちはFreedomに味方をしなければなりません。しかしその一方で、どこの国にも、軍人は政治にかかわってはならない、という原則があります。

退役将軍など上級の軍人たちは、この二つの矛盾に直面して、Freedomに味方をすることを選んだわけです。この二つの国の軍人たちの動きから、世界は今グローバル主義とFreedomの戦いが本格的になったことが分かります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする