不用意に、民族差別反対、を唱えてはならない
東アジア諸民族は非常に差別意識が旺盛で、その点で仏教による平等観に慣れている日本人とは非常に違います。欧米の白人の有色人種に対する差別は、今...
東アジア諸民族は非常に差別意識が旺盛で、その点で仏教による平等観に慣れている日本人とは非常に違います。欧米の白人の有色人種に対する差別は、今...
日本と他の東アジア諸国との間には共通の文化が無いだけではなく、彼らの感覚では日本人は格下です。
欧米社会で人種差別が強まったり弱まったり変化しているのは、彼ら内部の事情の変化によるもので、日本の努力とは基本的に無関係です。
100年前に日本が人種差別撤廃を主張したために、欧米諸国は改めて日本が異分子だということを認識しました。一方日本国内では、欧米列強が日本の提案を拒否したことで、白人に対する敵愾心が増しました。
日本人は大乗仏教の影響で、「肌の色が違っても人間の中身に違いがあるわけではない。みな平等だ」という考えを心の底で信じています。
最近になってアメリカでも西欧でも、「グローバル化によって失業が増え賃金が下がって格差が広がり、自分たちは不幸になった」と多くの国民が気づきました。
受け入れ賛成派も排斥派も共に移民問題を「自由」の問題だと考えています。ただ「何が正しい心なのか」という点で違うだけなのです。
大乗仏教は実質的に日本にしかないので、この宗教から生まれた「国家は悪いことをする」という浮世離れした考え方も日本にしかありません。
初期の仏教修行者は、ものをすべて捨てて俗世の人間関係を断ち、山の中に一人で修行をしていました。修行者が世俗の人と接触するのは、人里に托鉢に行...
仏教はもともと、ものを持たず山の中で一人で暮らすという生活スタイルをきっちりと守る宗教でした。ところが日本に入ってからは、生活スタイルを守らなくても、「心の持ち方」さえ立派であれば良い、というように変わっていきました。