9条2項を削除するのは、非常に難しい
9条2項の削除はものすごく抵抗が大きいのです
9条2項の削除はものすごく抵抗が大きいのです
日本の安全を守るには、集団的自衛権だけでは足りず、どうしても9条2項の削除が必要です。9条2項の規定によって日本は戦争をしてはならないので、敵が攻撃してきた時に初めて防衛のために戦うことができる(専守防衛)と解釈することが精いっぱいです。
1952年日本が独立を回復した時、吉田茂首相は「日本国憲法は成立していない」という宣言をしませんでした。ちゃんとした軍備をするにはお金がかか...
日本国憲法の内容を国民を納得されるために最低限必要な国民投票さえ、実施されていません。
日本国憲法の最初に「日本国民の総意に基づいて、新日本建設の礎が定まった」と書かれています。しかし、この憲法の賛否を問う国民投票が行われませんでした。国民はこの憲法制定に際して、無視されたわけです。
現在の憲法学者の大多数は、日本国憲法は大日本帝国憲法とは別の憲法だから改正という手続は実質的な意味がなかった、と言っています。
大日本帝国憲法は、大日本帝国という独立国家の国民が主体的に作った憲法です。その独立国家がポツダム宣言を受け入れて占領され、独立を失ってしまっ...
世の中は、「急がば回れ」の方がうまくいくことが多いです。9条を頭から無視して、日本の防衛力を強化するのが正論なのです。
2項で「陸海空軍その他一切の戦力を持ってはいけない」と規定しています。従って3項で存在を認める自衛隊は、軍隊であってはならないことになります。ところが皆さんもご存じのように自衛隊は軍隊です。つまり3項を追加することで、ますますわけが分からなくなってしまうのです。
阿部総理は、せめて自衛隊の存在を憲法に明記して合憲にし、自衛隊員の志気を高めようとして、第3項の追加を思いつきました。前2項はそのまま残すし、多くの国民や政党はすでに自衛隊を合憲と考えているので、この追加を積極的に反対する理由がないのです。