女系天皇を否定しても、平等に反しない
天照大神の魂は父方が皇室の血筋の方にしか付着しない、と伝統的に考えられています。他の者がこの役目を果たせなくても、神様が決めたことなので仕方がないのです。
天照大神の魂は父方が皇室の血筋の方にしか付着しない、と伝統的に考えられています。他の者がこの役目を果たせなくても、神様が決めたことなので仕方がないのです。
女系天皇問題も、天皇陛下の役割は何かという視点から判断すればよい、と考えます。
イエス・キリストは、独身のままはりつけになって亡くなったので、子孫を残していません。しかしカトリックは、ローマ教皇をイエス・キリストの精神的...
キリスト教は、「イエス・キリストはアブラハムの男系の子孫であり、ダビデ王の男系の子孫だから、本物の救世主だ。だからイエス・キリストの言うことを信じなさい」と宣言しています。
ダビデ王の28代後の子孫がイエス・キリストだ、とマタイによる福音書は書いています。
天照大神の魂は、父方の先祖が皇室の方にだけ付着すると伝統的に考えられています。この事実を科学的に証明せよ、と言われても無理です。「2000年間日本人はそのように信じてきた」、と説明するほかありません。
神様の魂が自分の魂に付着した人間は、元気になり心が正しくなります。正しい心を持った人間は、人を助けようとし、そのためにはわが身を顧みずに世の中を良くしようとします。この考え方が、誠です。
女系天皇を容認する意見は、男女平等の考え方から来ています。天皇陛下のお子様であれば男性も女性も同じ資格を持つべきであり、女性天皇のお子様であれば父親が誰であっても天皇になれるはずだ、と考えるのです。
護憲派といわれる日本人は、個人的な生活態度は別にして、政治という実社会に係わる事柄になると仏教の発想で考えています。基本的に実社会に重きを置いていないので、やることが浮世離れしてしまうのです。
私の親世代以上の年齢の日本人は、現実に戦争を経験していますが、悪いことを実際に自分たちがやったという覚えがないのです。